【数学の不思議】クラスの中に同じ誕生日の人がいる確率は?
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す高校生専門塾です。
本日は、いつもと少し違った内容です。
あなたが通っている高校の、あなたのクラスに
あなたと同じ誕生日の人はいると思いますか?
僕は、2月22日生まれなのですが
小学校・中学校・高校のクラスには、
同じ誕生日の人はいませんでした。
むしろ、今まで同じ誕生日の人と出会ったことがありません。
面白いことに、数学の力を使うと
クラスに同じ誕生日の人がいる確率が分かってしまいます。
さらに、予想外の結果が出てきます。
確率を出す条件
条件1
うるう年生まれではない学年(生まれ年度に2月29日ない学年)を対象とします。
条件2
クラスの人数は、35人とします。
条件3
どの誕生日も、1/365の確率であることとします。
(統計上、誕生日が多い順少ない順があるのですが、それは考慮しません。誕生日の多い順は、こちらを参照ください。)
計算してみよう。
今回の計算方法は、余事象を使います。
余事象とは・・・
求めたい確率の真逆を求め、全体から引くことによって、求めたい確率を出す計算方法です。
例えば今回の場合、
「35人の中に同じ誕生日の人がいる確率」を求めるときに、
「35人全員が違う誕生日である確率」を求め、その答えを100%から引きます。
そうすると、「同じ誕生日の人がいる確率」を求めることができます。
では計算をしてみます。
AさんとBさんの誕生日が異なる確率は、
364/365です。
CさんがAさんともBさんとも誕生日が異なる確率は
363/365です。
DさんがAさんともBさんともCさんとも誕生日が異なる確率は
362/365です。
これを、35人になるまで進めます。
そして、最後にこれらの分数を全部掛けると
「35人全員が違う誕生日である確率」を求めることができます。
(364/365)×(363/365)×(362/365)×・・・×(331/365)
=0.1856…
と計算ができます。
つまり、「35人全員が違う誕生日である確率」は
18.6%ということが分かります。
ここから「クラスの中に同じ誕生日の人がいる確率」を求めると
100%-18.6%=81.4%
となります。
かなりの高確率で、同じ誕生日の人がいることが分かります。
数学の力を使うと、想像とは違う結果に
今回紹介した「余事象」は、高校1年生の数学Aで習う内容です。
誕生日の確率のように、実際に計算してみると
想像と全く違う結果になることって意外と多たくさんあります。
実際に計算してみないと本当の数値は分からないものですね。
日常に転がっている不思議な事、数学の力計算してみると面白いですよ。
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