「先生、受けた大学全部受かっちゃった。どうしよう??」
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す高校生専門塾です。
先日、生徒から相談を受けました。
「どこの大学に進学するか迷っています。」
どこの大学を受験するか迷っているのではなく、
既に合格をいただいた大学が多すぎて
どこに進学するか迷ってしまっていたそうです。
何て幸せな悩みなんでしょう。
今回は、そんなYくんのお話。
失敗から始まった大学受験
Y君は今年の8月に入塾してくれた高校3年生。
当塾は、8月末で高校3年生の受け入れを
中止してしまうので
ギリギリの入塾でした。
入塾した時から、既にある程度の志望校や
受験パターンは決まっており、
塾をどういう風に活用したいかも決まっていました。
Y君が考えていた受験パターンのブラッシュアップや
志望理由書の添削、受験スケジュール作成
などをサポートしながら、大学受験をスタートさせました。
Y君は、勉強のこととなると自信がなく、
自分なんかが合格することができるのか。
と、受験に対して大きな不安を持っていました。
毎日のように志望理由書を書いては直し、
最初の方は受験校の出願期間に
間に合わせるのがやっとの状態でした。
そんな中、Y君にとっての初めての入試は書類審査。
志望理由書等を送り、
書類だけで合格が決まるという受験方法。
結果は残念ながら、不合格。
その次の受験は書類審査とオンライン面接。
これもまた不合格。
2つ目の不合格をもらった時は
さすがに落ち込んでいて、塾に来ても
暗いオーラがまとっていたのを覚えています。
しかし、Y君には落ち込んでいる時間はありません。
次の入試に向けての準備に進みました。
待っていたのは成功だけ。
最初に決めた受験スケジュール通りに
入試の準備を進めたY君。
書類審査があったり、オンライン面接があったり
大学に行って面接があったり、
グループディスカッションがあったり。
色々なパターンの入試を受けました。
Y君は自分の強み弱みをしっかり理解していたので、
自分の強みを発揮できる入試方法から
受験パターンを選定しました。
このような受験作戦が功を奏し、
2回の失敗以降は全ての大学に合格。
受験に対する不安から、
一般的な高校生よりも受験数が多かったので
合格は5校くらいもらいました。
その中には、
特待合格というオプションも混ざっていました。
毎回の入試が終わった後には、
その場で僕に電話をくれ、
合格発表があった日には、
結果がどうであれ
僕に報告をくれるような、
とても素直な子でした。
その素直さがたくさんの合格を
勝ち取ったんだと思います。
合格発表が終わって
つい先日、Y君から相談が。
「先生、どこに進学するか迷っています。」
こんなにたくさんの合格をもらえると思っていなかったY君。
いざ、合格をもらうと
進学する大学に迷ってしまったようです。
幸せな悩みですね。
自分で考え、2つの大学に絞ったそうですが、
その2校のうちどちらがいいか
僕の意見を聞きたいと。
Y君の考えを色々聞いていると、
もうY君の気持ちは決まっているような気が。
自分の出した答えを肯定してほしい。
そう言っているように感じました。
もし僕がY君だったら、
こっちの大学に進学すると思うということ。
そしてその理由を話しました。
それは、Y君が心の中に抱えていた
進学したい大学と同じ大学でした。
話した後には、スッキリしたような表情で
進路とは関係ない話もしてくれました。
僕は最後に、
「1年後、この大学でよかった。ではなく、
5年後、あの大学でよかった。と思える大学に進学してほしい。」
と伝えました。
高校生にとっては難しい話かもしれませんが
Y君なら理解してくれると思います。
大学に進学してからも、
僕はY君のことを応援し続けます。
Y君のように、合格しすぎて進学先に迷いたい高校生は、
こちらからセルクリについてご覧ください。
もし、興味を持っていただいたら
こちらから学習相談や無料体験のお申込みが可能です。