【今さら誰にも聞けない】大学受験の種類と制度を一挙に紹介
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイトの沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す高校生専門塾です。
センター入試が廃止され、2年が経ちました。
センター入試があった頃も複雑だった大学入試ですが、
センター入試廃止後はさらに複雑になったように感じます。
僕たちは毎年大学受験を経験しているようなものなので、当たり前のように理解していますが、
高校生の保護者の方はお子さんの人数しか経験しないので、1回聞いただけではなかなか理解は難しいですよね。
さらに、上の子の時の大学受験と下の子の大学受験とではまた違う場合もありますし、
もちろん、保護者の方が受験した時の制度とは全く違います。
でも、今さら誰にも聞けないよ。という方のために、大学受験の制度について分かりやすく紹介していきます。
今回は、大学受験の制度全体についてです。
まずは、どのような受験制度があるのかを把握していきましょう。
明日からの記事では、それぞれの入試はどのような特徴があるのかを詳しく見ていきますので、また明日以降もぜひご覧ください。
大学入試の種類を知ろう
まずは、大学入試の種類を知りましょう。
大学入試の制度を大きく分けると、
「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」
の3種類の入試に分けられます。
総合型選抜は、以前まではAO入試と言われていたものです。
ものすごく簡単に大げさに言うと、
総合型選抜は、自分の得意をアピールする入試。
学校推薦型選抜は、高校のいい子ちゃんが学校の後押しで受ける入試。
一般選抜は、学力だけを武器にして戦う入試。
というイメージです。
ちなみに、
総合型選抜での入学者数は全体の約13.0%
学校推薦型選抜は約44.5%
一般選抜が約42.5%
となっています。
総合型選抜をさらに細かく見てみよう
総合型選抜は、入学者の割合こそ他の入試制度に負けていますが、
ここ数年で受験者数がぐんと伸びている入試制度です。
そんな総合型選抜も、もっと細かい入試制度に分けることが出来ます。
ただ、大学によって選抜の名称が異なるため、入試制度について触れていきます。
総合型選抜は、大学によって選抜方法が全く異なります。
面接と調査書だけで合否が決まる総合型
面接と小論文と調査書で合否が決まる総合型
面接と学力試験と調査書で合否が決まる総合型
他にも、事前にレポートを書いて提出するものや、与えられた課題に題してプレゼン資料を作って発表するものなどもあります。
総合型選抜と言っても、入試方法は大学によって様々なので
募集要項をよく確認してみてください。
総合型選抜についてもっと詳しく知りたい方はこちらをタップしてください。
(選抜方法や入試スケジュールについて記載しています。)
学校推薦型選抜をさらに細かく見てみよう
現在、この入試制度で入学する方が最も多いようです。
学校推薦型選抜は、さらに細かく2つの入試制度に分けることが出来ます。
「公募推薦」と「指定校推薦」です。
公募推薦は、高校受験の推薦入試に最も近い入試制度です。
高校の先生が、「うちの高校に御校を志望しているこんな素敵な生徒がいるので、ぜひあなたの大学に入学させていただきたいです。」
と、大学に推薦書を書きます。
大学が提示している条件を満たせば受験することが出来ます。
高校入試の時も、「9教科の内申点合計が35以上で受験可能」などといった基準が、それぞれの高校あったと思います。
それと同じように大学でも、「評定平均が3.8以上で受験可能」などと基準を設けています。
指定校推薦は、大学受験特有の入試方法です。
大学から、「あなたの高校に、素敵な生徒さんがいらっしゃいましたら、ぜひ当校に入学をお願いいたします。ただし、学部はここ!人数は○人までです!」
と、招待のようなものが来ます。
こちらも、大学から受験の条件が提示されます。
ですが、大学が提示している条件を満たすだけでは受験することはできません。
人数制限がありますので、高校内で提示された条件を満たし同じところを志望している生徒がいたら、指定された人数までしか指定校推薦で受験することはできません。
誰が指定校推薦を受けるかは、高校の先生が決定します。
こちらは、高校によって選抜方法は異なりますが、基本的には評定平均の高い順で決まります。
学校推薦型についてもっと詳しく知りたい方はこちらをタップしてください。
(選抜方法や入試スケジュール、出願条件に付いて記載しています。)
一般選抜をさらに細かく見てみよう
最も馴染みのある受験制度が、一般選抜かもしれませんね。
一般選抜も、さらに細かく3つの入試制度に分けることが出来ます。
「大学入学共通テスト利用入試」「一般入試」「全学部入試」です。
(国公立の一般選抜は、一般入試だけです。)
大学入学共通テストの歴史をさかのぼると、
1990年から2020年までは大学入試センター試験(センター)
1979年から1989年までは大学共通第1次学力試験(共通1次)
という名称で実施されてきました。
共通1次は国公立の1次試験としてだけ実施されており、私立大学しか受験しない受験生にとっては関係のない試験でした。
センターになってから、私立大学でも採用されるようになりました。
それがセンター利用入試です。
従来の私立大学の一般入試は、志望する大学個別の入試で試験をしていましたが、
個別の試験を受けずにセンター試験の結果だけで合否が決まる制度がセンター利用入試です。
大学個別の一般入試は、入試日程がかぶらないように受験校を選ばなければいけませんが、
センター利用入試は、何校でも受験することが出来ます。
センターだけ受ければ、複数の大学を受験することが出来るのってお得ですよね。
この入試制度が、共通テストになってからも「大学入学共通テスト利用入試」として実施されています。
センター利用同様、共通テストの結果だけで合否が決まる入試制度です。
共通一次世代の保護者の方の中には、「センターとか共通テストって国公立受験する人が受けるやつでしょ?」と思っていらっしゃる方も実は多いようです。
共通テストは、一般選抜を受ける受験生のほぼ全員が受験するものなんですね。
少し共通テストの話が長くなってしまったので、
一般選抜についてもっと詳しく知りたい方はこちらをタップしてください。
(選抜方法や入試スケジュール、出願条件に付いて記載しています。)
そもそも調査書って何?
選抜方法について紹介してきました。
総合型選抜の紹介で、「調査書」が合否に関わるという内容を書きました。
受験が近くなると、調査書という言葉をたくさん聞くことになると思いますが、
そもそも調査書とはいったい何なのかを理解しておきましょう。
調査書とは、高校の先生が記入する、生徒情報をまとめたものです。
生徒情報とは、
・高校の成績
・生徒の特長
・生徒の活動報告(生徒会長、部活、受賞したものなど)
のような記入事項をまとめた書類です。
これは、受験するときに必要となり、出願提出書類とあわせて受験大学に送付します。
そして、調査書は原則生徒は見ないものです。
高校の先生が書いたものを封筒に入れ、封をして開けられないようにします。
そのため、生徒は何が書いてあるのかは分からない状態ですが、
基本的には生徒が合格できるような内容を、高校の先生がいいように書いてくれています。
総合型選抜や学校推薦型選抜では、この調査書が合否にも関わります。
一般選抜では、提出は必須であるものの、合否には関わらないとしている大学が多いです。
そもそも評定平均って何?
調査書には、「評定平均」が記載されているとお伝えしました。
評定平均について正しく理解できていますでしょうか。
総合型や学校推薦型では、この評定平均がとても重要になってきますので、今すぐに理解しておきましょう。
評定平均とは、高校1年生の学年末の成績、高校2年生の学年末の成績、高校3年生の1学期(前期)の成績を5段階で評価し、平均した数値のことです。
この評定平均が、総合型選抜や学校型選抜を受けられるか受けられないかの基準になります。
(「評定平均3.8以上で出願可能」というような条件が、それぞれの大学にあります。)
例えば、高校1年生の学年末の各科目の平均成績が3.5
高校2年生の学年末の平均成績が3.4
高校3年生1学期の平均成績4.2
だとすると、評定平均は3.7になります。
高校3年生から学校の成績を良くしたとしても、1,2年生の成績が足を引っ張ってしまい、
学校推薦型選抜を受験することが出来ないというケースが多いようです。
現在高校1年生の方は、とりあえず評定平均を上げることを目標に受験勉強を始めることがいいかと思います。
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