人間に必要なコーディネーション能力
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。
コーディネーション能力という言葉をご存じでしょうか。
からだ・こころ・ずのうをバランスよく発達させるために必要な力のことだそうです。
僕もこの言葉を知ったのは割と最近で、昔の教え子から教えてもらいました。
その教え子は、大学の授業でコーディネーション能力について知ったそうです。
今回は、コーディネーション能力について紹介していきたいと思います。
コーディネーション能力とは
コーディネーション能力は、7つの能力の総合力のことを言います。
その7つはこちらです。
リズム能力
バランス能力
変換能力
反応能力
連結能力
定位能力
識別能力
これらの能力は、人が運動するときに複雑に組み合わさって使われています。
これら7つの能力を高めることで、運動能力が上がっていきます。
それぞれの能力について簡単に説明していきます。
■リズム能力
見た動きを真似したり、タイミングやリズムを合わせたりする能力。運動でいうと、タイミングよくボールを打ったりけったりする能力のことです。
■バランス能力
体のバランスが崩れたときに、倒れないようにする能力。運動でいうと、ジャンプして着地したりする能力のことです。
■変換能力
その時の状況に合わせて素早く動きを切り替える能力。運動でいうと、攻守の切り替えを即座にする能力のことです。
■反応能力
合図に合わせて素早く体を動かす能力。反射神経がいい人はこの能力が高い人です。
■連結能力
動作をつなげ、スムーズに体を動かす能力。運動でいうと、ハードル走で足を踏み込んで、蹴り上げて、ジャンプするなどの動作をスムーズにする能力のことです。
■定位能力
モノや人との距離を適切に把握する能力。運動でいうと、自分に向かってきたボールに対して走りながらキャッチする能力のことです。
■識別能力
手足の動きなどを視覚と結びつける能力。自転に乗る時、手でハンドルを持ち、足でペダルを踏みます。その時に視覚と連動しながら前に進む運動のことです。
ほとんどの人は無意識にできている動作・運動ですが、これらの能力は小学生までに成長していきます。
コーディネーション能力と勉強との関係性
コーディネーション能力が高い人は、運動能力が高い人といえます。
走るのもある程度早く、大体のスポーツができてしまう人は、コーディネーション能力が高いです。
逆に、スポーツが全体的に苦手、特定のスポーツが苦手な人は、コーディネーション能力が低い可能性があります。
コーディネーション能力は運動に大きく関係していますが、勉強にも関わることがあります。
7つの能力を勉強に当てはめるとこうなります。
■リズム能力
時間に合わせて勉強する能力。時間制限のあるテストや問題に対して、その時間内に取り組む能力のことです。
■バランス能力
勉強する科目のバランスをとる能力。特定の科目に勉強時間が偏ることなく、必要な科目を必要なバランスで勉強する能力です。
■変換能力
勉強モードとオフモードを切り替える能力。受験勉強は、オンオフの切り替えがとても大事です。休憩するときはしっかり休憩し、勉強するときはしっかり勉強する能力のことです。
■反応能力
聞かれた質問に対して、即座に答える能力。質問された内容に対して、しっかり求められている解答を出す能力です。面接で最も活用できます。
■連結能力
必要な情報をもとに答えまで結びつける能力。問題文から必要な情報をつなげ、答えを導く能力です。読解力と思考力が必要です。
■定位能力
勉強を邪魔するもの(YouTubeやゲーム)から適切な距離を保つ能力。受験勉強を進める上で、妨げになるものが多くあります。それらとうまく付き合う、もしくは距離を置くことができる能力です。
■識別能力
思考と発言を結びつける能力。頭で理解していることを、解答用紙に記述したり、相手に伝える能力のことです。
これらの能力を総合的に高めることで、学力はどんどん向上していきます。
知識を入れるだけではなく、上記のコーディネーション能力のような、勉強に取り組む力の向上がまずは必要です。
コーディネーションを高める方法
運動に関するコーディネーション能力は12歳までである程度成長しきってしまうため、これから伸ばすことは難しいですが、
勉強に関するコーディネーション能力は何歳になっても向上させることは可能です。
改めて、勉強に関するコーディネーション能力をまとめます。
①目安時間内に解ききる力
②勉強する科目のバランスをとる力
③オンオフを切り替える力
④質問に対して即座に答える力
⑤情報をまとめ、答えを出す力
⑥スマホやゲームよりも勉強を優先する力
⑦頭の中の思考を文章にする力
これらの力を高めることで、学校の授業が今まで以上に意味のあるものになり、
自学の時間の質がグンと向上します。
では、これらの力を向上する方法を3つ紹介します。
1.1日のタスクとそれに対する目安時間を設定する
勉強をするときはまず、その日のタスクを書き出すことから始まるのがおすすめです。
タスクを書き出すところまでは行っている高校生も多いと思いますが、それに加えて「目安時間」を追加していきましょう。
例えば1日のタスクをこのように決めたとします。
・英単語100個
・英語長文1つ
・数学青チャート5ページ
・学校の国語の週末課題
これに対して、おおよそこれくらいかかるだろうという想定の時間を書いていきます。
・(40分)英単語100個
・(60分)英語長文1つ
・(90分)数学青チャート5ページ
・(30分)学校の国語の週末課題
目安時間を書き込み、ただ終わらせるだけではなく、
設定した時間内に終わらせることを目標に1日の勉強を行いましょう。
目安時間を設定することのメリットがもう1つあります。
上記の目安時間の合計は、220分(3時間10分)です。
1日の勉強時間が4時間とれそうであるなら、あと50分の勉強ができることが分かりますね。
それが分かったら、1日のタスクにもう1つ勉強を追加することができます。
こうすることで、時間の無駄がなく勉強に取り組めるようになります。
2.答えの根拠を文章にする
問題演習をするときに、答えだけを書いていませんか?
数学であれば、途中式があったり計算式があったりしますよね。
それらをノートに記述し、その答えになる根拠を明確に文章にしていきましょう。
これは数学に限らず、他の科目でもやってみてください。
問題に対する答えと、その答えになる理由を文章にしておくことで、その問題に対する理解が高まります。
最初は面倒に感じますが、これをやり始めると、答えだけ書くことでは不十分に感じるようになります。
3.科目ごとの勉強時間を決める
科目ごとの勉強時間の割合を決めておきましょう。
特に国公立を受験する高校生は、6教科8科目の勉強をしなければいけません。
各科目の勉強時間を決めていないと、自然と得意科目の勉強時間が増えてしまいます。
例えば1週間で50時間勉強するのであれば、
15時間を英語、15時間を数学、10時間を社会、5時間を情報、5時間を理科
などとおおよそで決めておくことがよいです。
これは受験勉強に限らず、定期テストの勉強をするときも同様です。
2~3週間でたくさんの勉強をしなければいけませんので、そのバランスを上手にとりましょう。
最後に
セルフクリエイトでは、勉強のコーディネーション能力を高める指導をしています。
ただ知識を詰め込むのではなく、勉強のタスク出しやスケジュール作成を一緒に行い、ゆくゆくは自分で勉強のバランスをとりながらスケジュールを作成し、自分の力で学習できるようにしていきます。
セルフクリエイトでは、体験指導を受け付けております。
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