全国の塾が集まる塾フェスで登壇させていただきました

水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、３人に２人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。

先日、名古屋にあるウインクあいちで登壇させていただきました。

全国から塾経営者が集まる、塾フェスというイベントです。

今回は、その時の様子をご紹介していきます。

塾の先生だってたくさん学んでるんだ

塾フェスは、愛知県にあるさくら個別の國立さんが主催の、塾人向けイベントです。

このイベントでは、教育業界におけるAIについてや、今後の教育業界についてなど、
教育業界における様々な話を、塾業界のすごい人たちがお話してくれます。

フェスという名称なので、２ステージでそれぞれ講演がありました。

フェスでいうタイムテーブルってやつもあるんですね。

塾フェスのタイムテーブルはこんな感じでした。

■OWARI STAGE
13:20～14:10　塾人のための「生成AIの教科書」～ChatGPTを塾で使いこなすには～　佐藤雄太
14:20～15:10　社員2名で松江塾が900人教室になるまで　真島剛太郎
15:20～16:10　安藤塾の始まりから学習塾協会会長になるまで　安藤大作
16:15～16:45　エンディング

■MIKAWA STAGE
13:20～13:45　今年の12月までに自塾に小学生を50人集める方法　田邉亨
13:50～14:15　塾と家庭、それぞれで使えるコーチング　沖津亮佑
14:20～14:45　いま知らないとヤバい！？塾でのAI実践活用法　高橋徹・山本涼太郎
14:50～15:15　FocusGold×竹内のハイブリッド効果で数学力を劇的に上げる　竹内英人・近野瀬里乃

MIKAWA STAGEの２組目で、沖津が登壇させていただきました。

時間と準備の都合上、僕はすべての講演を聞くことが出来ませんでしたが、
参加された塾の方の話を聞くだけで、ワクワクが止まりませんでした。

登壇された皆さんです。

塾の先生だってたくさん発表しているんだ

僕の登壇では、学習塾と家庭におけるコーチングについてお話させていただきました。

オンライン塾テラコヤイッキューの渡邉さんと一緒に登壇させていただきました。

僕がお話したのは、生徒の勉強に対するやる気の上げ方についてです。
これは、学習塾が出来るコーチングとしてお話しました。

家庭ではなかなか出来ない事ですので、このブログをご覧いただいている保護者の方は、
納得していただいても実行しない方が良いかと思います。

まず前提として、『やる気のない生徒はいない。』というマインドを持つことから始まります。

「なんだかこの子やる気ないなー。」と思うのは、勉強に対してやる気が向いていないだけで、ゲームやスマホ、友人関係や好きなあの子にやる気が向いているんですね。

つまり、人が持っているやる気の総量は常に一定なのですが、何に向けているかの配分がその時々で変わっているということです。

「やる気を出してあげよう！」と考えるのではなく、「やる気の方向を変えてあげよう！」と考えることが必要です。

それを踏まえたうえで、勉強に対するやる気の量を増やすお話をしていきました。

勉強に対するやる気を上げる上で大切なことは、
「勉強したくない」という気持ちから、「勉強したい」という気持ちに上がることはまずありえないということです。

「したくない」という気持ちと「したい」という気持ちの間には、４つのステップがあります。

そのステップを一段一段上げていくことで、「勉強したくない」という高校生でも、「勉強したい（しよう）」という気持ちに変わっていきます。

この話については、動画で話しているのでぜひこちらをご覧ください。

後半は、渡邉さんに
家庭でできるコーチングとして、勉強のやる気を下げない方法についてお話いただきました。

ここでポイントなのは、
「塾ではやる気を上げ、家庭ではやる気を下げない事」です。

やる気を上げることは難しいですが、やる気が下がるのは一瞬です。

親からの「勉強しなさいよ」という言葉や、友達からの「お前には無理だろー」という言葉、そして学校の先生からの「今すぐ志望校を変えた方がいいです。」という言葉。
このような言葉で、高校生の勉強に対する気持ちがガクッと下がってしまいます。

そのようなことを極力なくすために、ご家庭での『承認』が必要なんですね。

保護者の方から、
「うちの子、夢や目標がないんですよね。」
「やりたいことがないらしくて…」
といったセリフをたまにお聞きします。

それは、お子さんが将来に無関心なわけでも、勉強から遠ざかりたいわけでもありません。

何かしたいという欲求を持っていないからなんですね。

人間は、５つの欲求を持っています。

それがこちらです。
「生理的欲求」・・・人が生きていくために必要な欲求、本能的な欲求（三大欲求、排泄欲求など）

「安全の欲求」・・・安心できる環境で暮らしたいという欲求（経済的安全、いじめがないなど）

「愛と所属の欲求」・・・集団に所属したい、仲間を得たいという欲求（家族・友人がいる、グループに所属しているなど）

「承認欲求」・・・他者から認められたいという欲求（注目されたい、認められたいなど）

「自己実現欲求」・・・「自分が満足できる自分になりたい」という欲求（あれしたい、これしたい、こうなりたいなど）

これらの欲求は、
上の欲求が満たされて始めて、その下の欲求が芽生え始めます。

つまり、承認欲求が満たされない限り、自己実現欲求が芽生え始めません。

日本にいる限り、「安全の欲求」まではほとんどの高校生が満たされていると思います。

そして、高校に通えている高校生であれば、「愛と所属の欲求」まで満たされているかと思います。

となると、承認欲求が不足しているから、自己実現欲求が芽生えていない可能性が高いんですね。

この話については、渡邉さんが動画で話しているのでぜひご覧ください。