茨城県内で英検利用できる大学ってある？

水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、３人に２人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。

大学入試における英検は、実用英語検定のスコアを大学での英語試験の点数として活用したり、合否判定を優遇されたりするなど、様々なケースで使用されます。

大学によって、様々な英検利用パターンがありますが、大まかに分けると３つありますので、下記にパターン別でご紹介していきますね。

英検を大学受験で利用できるパターン

①出願条件に含まれている

英検準2級以上取得や、スコア1900以上獲得など、取得しないといけない級やスコアに一定の条件を加えて、それが出願する条件になっています。

指定校推薦や公募推薦などで、出願条件に含まれていることが多いです。
※指定校推薦や公募推薦については、別のブログでもご説明しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
【一般入試VS推薦入試どっちがいいの？】

②　英語試験の得点のかわりになる

英検の級やスコアを当日の英語の試験の代わりに用いるパターンです。

英検のスコアが1900以上なら50点や、2600以上なら80点のように英検のスコアが試験の点数に変換されます。

③　合否判定に優遇される

具体的に何点加算されるなどとは示されずに、例えば英検スコア1900以上であれば、合否判定の際に有利になりますなどの記載があります。

大学によってどのパターンで英検を利用できるのか、もしくは利用できないのかが違ってきますので、志望校の募集要項等をぜひご確認ください。

茨城県内で英検が入試で利用できる大学

皆さんが気になっている、茨城県内の大学で英検利用が出来る大学がいくつかありますので、ご紹介していきますね。
（現在最新の入試情報をもとにしていますので、年度が替わると変更がある場合もございます。）

【常磐大学】
2024年度入試から、英検利用が出来るようになりました。
使用できる学部学科は問いませんが、一般受験の場合のみ英検利用が可能です。
英検の取得級に関わらず、スコア1980以上で英語試験の点数が80点換算になります。
パターン②の場合ですね。

【筑波大学　公募型推薦】
医学群医学類は、英検スコアが2600～3299(C1以上)
社会国際学群、国際総合学群は英検スコアが2300～2599(B2以上)
それ以外の学群については、英検スコアが1950～2299(B1以上)
を持っている場合は、合否判定が有利になります。
※出願資格ではありませんので、注意が必要です。
パターン③の場合ですね

【茨城キリスト教大学】
学校型推薦選抜では、英検準２級を取得していると受験可能です。
ただし評定やボランティア活動など、その他の要素を満たしている場合は、英検準２級は必要ありません。
パターン①の場合ですね。

【茨城大学】
一般受験の場合と、公募型推薦の場合の２種類あります。
一般受験の場合は、工学部のみ英検利用が出来ます。
少し複雑なので、詳細に記載しますね。
1400以上が１０点、
1550以上が３０点、
1700以上が５０点、
1763以上が６０点、
1825以上が７０点、
1950以上が９０点、
2300以上が１００点
と、取得スコアによって、当日の英語のみなし点数が上がっていきます。
そして、以下の(1)と(2)の計算によって、当日の英語の点数が決まります。

（１）　(上記の英検スコアを得点に換算したみなし点数＋２次試験英語の点数)÷２

（２）　２次試験のみの点数

（１）か（２）の、どちらか点数が高い方を２次試験での英語試験の点数として採用されます。
パターン②の場合ですね。
英検を受験していない高校生は、（２）で受験することになります。

公募推薦の場合は、各学部でパターン①～③全てありますので、①から順番にご紹介していきますね。
パターン①の場合
・教育学部学校教員養成課程コース言語・社会学系英語専修では、英検スコア1950以上を取得していることが出願条件です。
・農学部では、英検スコア1825以上を取得していることが出願条件です。
・工学部では、英検スコア1700以上を取得していることが出願条件です。
・理学部理学科数学・情報数理コースと物理学コースでは、英検を受験していることが出願条件です。（スコアについては問われません。）

パターン②の場合、
工学部では一般試験同様に、英検の取得スコアによって点数が上がっていきます
1400以上が１０点、
1550以上が３０点、
1700以上が５０点、
1763以上が６０点、
1825以上が７０点、
1950以上が９０点、
2300以上が１００点
と、取得スコアによって点数が上がっていきます。

公募推薦のそれぞれの点数配分を下記に記載するので、ぜひ確認してください。