【いまさら聞けない話】評定平均についておさらいしよう

Pocket

水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。


大学受験をするときには、高校の成績を大学に送ります。


その成績を、一般に「評定平均」と言います。


高校の先生からもよく聞く言葉ではないでしょうか。


ただ、評定平均は知っているものとして受験の話がされてしまうので、
今更「評定平均って何?」って聞けないですよね、、、


そんな高校生・保護者の方のために、評定平均について詳しく紹介していきます。


評定平均ってなに?

評定平均とは。

評定平均とは、高校1年生の1学期~高校3年生の1学期(前期)までの成績の平均のことです。


成績とは、1~5の5段階評価で評価された数値の事です。


自分の評定は、成績表や通知表で確認することが出来ます。


1年生、2年生については学年末に載っている評定がその年次の評定となります。


評定平均の求め方

1年生学年末の各科目の評定、2年生学年末各科目の評定、3年生1学期(前期)の各科目の評定の合計を科目数で割った数が、評定平均です。


各学年の5段階評価の成績が以下である高校生がいたとします。


1年生 国語4、数学4、生物4、英語4、地理3→合計19(5科目)

2年生 国語3、数学5、物理3、英語5、公共4→合計20(5科目)

3年生、国語5、数学4、化学4、英語4、倫理3→合計20(5科目)

平均は(19+20+20)÷15教科=3.93です。

小数第2位を四捨五入するため3.9が評定平均となります。
(実際は科目数がもっと多くなります。)

評定平均の種類

評定平均には、全体科目平均と科目別平均の2種類あります。


全体科目平均は全ての科目の評定平均です。


科目別平均は、英語だけや、英語・国語・社会科目全ての平均など、
大学により指定されている科目の評定を合計し、科目数で割った平均のことです。


全体科目平均だけを使用する場合と、科目別平均のどちらも使用する場合がありますので、志望する大学の募集要項を確認してみてください。


評定平均は何に使うの?

結局評定平均って何に使うのでしょうか?


今回は実際に、評定平均を使用するケースを4つご紹介します。

学校型指定校推薦

大学から指定のある高校で、一定の成績や部活動、ボランティア活動などに積極的に参加している学生が学校内での選考によって、選ばれる制度です。


校内の選考を通過できれば合格できる可能性が非常に高い制度です。


高校・志望する大学によって、応募要件が違うため、学校の担任の先生や進路指導の先生に確認してみてください。


学校型公募推薦

公募推薦制度は、選考要件を満たしており、学校長の推薦があれば受験をすることが出来る制度です。


各高校から3名までなど、応募人数に制限がある場合もあります。


私立大学だけではなく、国公立大学でも実施されています。


茨城大学の人文社会科学部と理学部を例としてご紹介します。
(例)茨城大学公募推薦
人文社会科学部現代社会学科
要件:全体の評定平均4.0以上

理学部理学科物理学コース
要件:全体の評定平均3.8以上かつ、数学もしくは理科の評定平均4.2以上


このように学部学科によって、求められる数字や科目が違いますので、
応募したいと考えている大学・学部があれば、参考にしてみてください。

総合型推薦

旧AO入試と呼ばれていた試験制度です。


名称が変更になったことで、口頭試問や小論文などで以前よりも、知識や学力を問われるケースが増えてきました。


一見すると学校型公募推薦と違いがないように見えますが、
公募型推薦は学校長からの推薦が必要なのに対し、総合型推薦は学校長からの推薦が必要ありません


総合型推薦で、評定平均を出願要件としている大学学部を2つ例としてご紹介します。

(例)日本大学法学部
要件:全体の評定平均3.5以上もしくは、英語・国語・数学・地歴公民の中で、1つでも3年間での評定平均が4.0以上ある
※評定が足りない場合でも、英語の外部試験等で基準値以上を満たせば出願できます。

(例)法政大学人間環境学部
要件:全体の評定平均3.5以上である


給付型奨学金

奨学金と聞くと、家庭の金銭状況に応じて借りられるものという認識ありませんか?


実は、奨学金には貸与(将来返済が必要なもの)、給付(返済が不要なもの)の2種類があります。


給付型奨学金の受給を受ける条件に、評定平均も含まれています。


奨学金給付を受けるには、下記のいずれかの条件を満たす必要があります。

1つ目、金銭状況(収入、資産など)
2つ目、全体の評定平均3.5以上もしくは、学習意欲を有すること(レポートや面談で判断目)

※金銭状況の詳細については、JASSOの公式ホームページを参照してください。




こうしてみると、意外と評定平均を使う機会って多いですね。


将来の受験方式の幅を狭めないためにも、評定平均を高めていきましょう。


次のトピックで、どのように評定を高めていけばいいのかご紹介していきます。


評定平均の上げ方

目標の評定平均の数字と今の数字との差を比べてみよう

評定を比較する時は、次のステップ1~5を参考にしてみてください。


ステップ1、目標の評定平均を確認しよう。
ステップ2、現状との差を考えてみよう。
ステップ3、これからどれくらい点数を取ればいいのか確認しよう。
ステップ4、来学期や今年度でどのくらいとればいいのか計算してみよう。
ステップ5、達成可能なのか判断しよう。


定期テストをしっかりと点数を取る

評定に1番大きく関わってくることは、やはり定期テストです。


日頃から提出物や小テストを頑張っていても、定期テストが悪かった場合は、評定はなかなか上がりづらくなってきます。


副教科もしっかりと勉強する

数学や英語などの主要教科を頑張って勉強しているけど、副教科は後回しになっていることありませんか?


実は、副教科もしっかりと評定平均に関わってきます。


しかも副教科の試験回数は、他の主要教科と比較しても少なくなってしまいます。


そのため、1回1回の定期テストがかなり重要になります。


日頃の小テストや課題をしっかりと提出する

日頃の提出物や、小テストの結果も評定には大きく関わってきます。


定期テストだけでなく、日頃の提出物や小テストをしっかりと出来ていることが
評定を上げるための最低条件であると考えてください。


授業中に寝ない

定期テストや小テストをしっかりと頑張っているのに、評定が4や5にならない方いませんか?


実は授業中の態度も、評価対象です。


部活の朝練や夜更かしなどで、眠くなることがあるかも知れません。


しかし、授業中に寝ないことが評定を上げるためのファーストステップである認識を持つことが非常に重要です。


探求などの授業でのディスカッションは積極的に参加する

高校学習指導要綱が新しくなったことで、日本史探究などの探求の授業が新設されました。


また日頃の授業が講義を一方的に聴くだけでなく、授業時間にディスカッションが行われるようになりました。


そのため、そのディスカッションの時間にも積極的に発言したり、
資料を作ることが、評価を上げる上でも大切になってきます。


最後に

今回は評定平均についてご紹介していきました。

意外と評定平均を使う機会って多いですね。

トピック4でご紹介した、評定平均の上げ方も参考にしてみてください。


セルフクリエイトでは、無料の体験授業・学習相談を受け付けております。


毎年定員を設けておりますので、お早めにお問い合わせください。

まずは公式LINEの友達登録をお願いします。

こちらの画像をタップしていただきまずはLINEの友達登録からお願いします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: LINE.png


公式LINEのトーク画面にある、
「水戸南口・水戸北口 無料学習相談・体験」と書かれたボタンをタップしてください。
改めて担当の者からご連絡させていただき、学習相談・体験の日時をご相談させていただきます。

ご質問や、LINEでのご相談をご希望の方は
トーク画面左下の、小さいキーボードボタンを押してから
ご相談内容をチャットに入力・送信をお願いします。

LINEに抵抗がある方は、こちらのお問い合わせフォームからのお申し込みも可能です。
無料学習相談、無料体験指導、いつでもお待ちしております。

お問い合わせ

個別進学塾セルフクリエイト 水戸校についてもっと知りたい、受験について相談したいという方は、電話/フォームからお気軽にお問い合わせください。