ケアレスミスする高校生は同じ誤りを繰り返す！？計算間違いをしてしまう理由と解決策

水戸市の大学受験・高校生専門塾、
セルフクリエイト水戸校の沖津です。

数学で誰しもがやったことがある間違いと言えば、計算間違いです。

簡単な計算で間違ってしまっても、
難しい計算で間違ってしまっても間違いは間違い。

解法が正しくても、正しくなくても計算で間違ってしまえば全て間違い。

計算間違いを極力ゼロにするために、
計算間違いをしてしてしまう理由とその解決策を見ていきましょう。

計算間違いを、ただのミスと思っている

これは大きな勘違いです。

冒頭で書いたように、間違いは間違い。

計算間違いは、「分かっていたけれど間違えた」のではなく
「本当の理解が出来ていなかったから間違えた」のです。

まずは、それをしっかり理解しましょう。

「計算ミス」と呼ぶ人も多いと思いますが、
ミスではなく、間違いと認識しておくことが良いでしょう。

途中式を簡略化している

数学の問題を解くときは、
必ずノートに途中式を残していきましょう。

出来るだけ丁寧に。
そして、他の人が見ても何を書いているか分かる状態にしておきましょう。

僕は何度も見てきました。

自分で書いた“6”を、“0”に見間違えた生徒を。
“5”を、“6”に見間違えた生徒を。

こんなことをやっていたら、
いつまでたっても計算間違いはなくなりません。

自分だけ分かればいい。
では、自分さえも分からなくなります。

他の人が分かる文字で書くようにしましょう。

あと、裏紙やメモ用紙を使って途中式を書くのではなく、
ノートを使ってきちんと書きましょう。

後で間違いに気づきやすくするため、
人が見て分かるようにするためです。

「計算は早いが勝ち」という勘違い

公文に通っていた生徒が陥りやすい勘違いです。

公文で学べることはすごく大事です。

しかし、公文では暗算を強要したり、
計算は早くするのを良しとする風潮があります。

それを高校生になっても無意識に引きずっている人が意外と多い…

計算は早いに越したことないですが、
間違えては意味がありません。

速さよりも正確さを重視しましょう。

「正確さ」が身に付いてから、
「速さ」を付けていきましょう。

正確さを身に付けるためには、
どれだけ時間をかけたとしても、
絶対間違えないように演習をすること。

これを1か月くらい繰り返せば、正確さは身に付きます。