【超上者向け】英文法問題と解答解説-1週目
5/25~5/29の間にTwitterで公表していた英文法問題と、その解説を全て公開!
勉強の息抜きに、上級者向け英文法に挑戦してみてください。
月曜日の問題
( )に入る語を①~④から選びなさい。
Exercise ( ) you good.
①does
②makes
③takes
④goes
ヒント
goodは、「利益」という意味の名詞で使われています。
上級者向け文法の割には良く見る問題です。
有名な文法書でも掲載されているような問題ですね。
解答・解説
解答:①does
和訳:「運動は、あなたに利益をもたらします。」
doのⅣ文型は、「O1にO2をもたらす」
makeのⅣ文型は、「O1にO2を作ってやる」
takeのⅣ文型は、「O1にO2を持っていく」もしくは、itを主語にして「O1からO2の時間を奪う(O2の時間がかかる)」
goは自動詞なので、目的語をとることが出来ません。
また、goodを形容詞として考えた場合、Ⅴ文型として考えることができます。
doはⅤ文型を形成することが出来ません。
makeのⅤ文型は、「OをCにする」
takeのⅤ文型は、「OをCとみなす」
以上のことから、文法上( )にあてはまるのは①②③
意味を考えると、①が答えになります。
火曜日の問題
( )に入る語を①~④から選びなさい。
Money you have now will ( ) to buy a new DVD.
①do
②be
③take
④go
ヒント
主語はMoney、動詞は( )です。
Moneyとyouの間に目的格の関係代名詞、whichが省略されています。
こちらも、月曜日と同様、文法書でも良く見るような問題です。
解答・解説
解答:①do
和訳:「あなたが今持っているお金は新しいDVDを買うのに十分である。」
直後に不定詞があるので、( )の中には自動詞が入ります。
doのⅠ文型は、「十分である、間に合う」(do (for ~) to do:~がdoするのに十分である)
beが不定詞を導くと、義務・予定・運命・可能・意図を表します。【参照】
takeのⅠ文型は、「火がつく」(直後に不定詞を導きません)
goのⅠ文型は、「行く」(直後に不定詞を導きません)
以上のことより、文法的にも意味的にも①が答えになります。
水曜日の問題
( )に入る語を①~④から選びなさい。
This picture ( ) me of my childhood.
①recollects
②remembers
③reminds
④does
ヒント
主語がThis pistureという、モノであることに注目です。
解答・解説
解答:③
和訳:「この写真は、私に子ども時代を思い出させる」(この写真を見ると、私は子ども時代を思い出す。)
recollectは、人を主語にして「Oを思い出す」
rememberは、人を主語にして「Oを思い出す」
remindは、ものを主語にして「Oに思い出させる」
doは、他動詞でたくさんの意味を持ちます。【参照】
以上のことより、③を入れることが適切といえます。
木曜日の問題
( )内の単語並び替えて、意味の通る文章にしなさい。
You( recommed / be / a teacher / your sister / must ).
ヒント
mustの後には、recommmendを繋げます。
thatと、must以外のある助動詞が省略されています。
解答・解説
解答:You must recommend your sister be a teacher.
和訳:妹には、先生になるようお勧めしなければならない。
recmmendとyourの間に“that”が省略されています。
また、sisterとbeの間に“should”が省略されています。
recommendがthat節を導くと、that節内にshouldを挿入しなければいけません。
さらに、そのshouldは省略可能です。
そのため、that節内の主語の後に、動詞の原形が置かれるような形になります。
この文法はrecommendだけで成立するものではありません。
提案・要求・命令を表す動詞、もしくは要求や願望を表す形容詞が、
直後にthat節を導いたときに発生します。
例えば、suggest、demand、insist、proposeのような動詞
necessary、desirableのような形容詞です。
そのため、解答のような文章が出来上がります。
他の並べ方をすると、2つの動詞の配置が適切ではなくなってしまいます。
金曜日の問題
( )の中から1つだけ文法的な誤りを含むものを選び、正しなさい。
My friend (has gone) to Canada (to study) English.
I hope (her) (to come) back (by) next year.
ヒント
動詞と、動作主の関係に注目してください。
goneするのは誰なのか、studyするのは誰なのか、hopeするのは誰なのか、comeするのは誰なのか。
解答・解説
解答:her → for her
和訳:私の友人は、語学留学でカナダに行った。私は、彼女が来年までに戻ってくることを望んでいる。
hopeが他動詞として使われる場合、
目的語には不定詞かthat節だけを導きます。
hope herという繋がり自体あり得ません。
また、文章の意味を判断するに、comeするのはherです。
不定詞の意味上の主語としてherを置く必要があります。
不定詞の意味上の主語は、不定詞の直後に「for ~」を置きます。
つまり今回は、hopeの目的語としてherが不適切であることと、comeの意味上の主語としてherは必要であることから、
her → for her
が答えになります。
仮にherもfor herもなかった場合、
I hope to come back by next year.
となります。文法上の誤りはありませんが、
「私が来年までに戻ってくることを望んでいる。」という意味になり、全文との文脈がずれてしまうので適切ではありません。
来週もTwitterで問題を投稿していきますので、ぜひチェックしてみてください。
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