先生になりたいわけではないけど、教育に興味がある高校生向け大学3選
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。
教育学部と言えば、教員免許を取得して先生になるイメージが強い学部ですよね。
しかし今は、教育学部だからと言って、先生になるわけではない人もたくさんいます。
今回は、教育には興味があるけど、先生になりたいわけではない人向けの大学を3つ紹介していきます。
結構レベルの高い大学なので、覚悟してご覧ください。
先生になるためではなく、教育学部に進学する理由とは?
教育学部といえば、学校の先生になりたい人が行くイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
実は先生になることだけが、教育学の意義ではありません。
教育学とは、人間がどのような過程で成長、発達していくのかを学び・研究する学問です。
つまり、学校の先生による教育だけでなく、家での親が行うしつけや、
企業や社会での人材教育など、教育にかかわる全ての事象が学び・研究する対象です。
つまり教育学部で学べることは、学校の先生になるための勉強だけでなく、
・赤ちゃんから高齢者に至るまでの発達や教育
・公的教育機関(図書館など)が教育に与える影響
・不登校児童について、こころのケアをする技術
など、教育に関係することは幅広く学習することが出来ます。
実際に教育学部に進学する人は、先生になること以外にも、
・学校以外の教育に興味がある(博物館や図書館など)
・人間が好きで、もっと人間について詳しくなりたい
・教育現場で起きていることを、心理学の視点で学習したい
など、様々な目的を持って教育学部に進学しています。
今回は教育学部のある大学の内、教員になることが主な目的としていない3つの大学と、
それぞれの大学の特徴を紹介させていただきます。
おすすめ教育学部3選
今回紹介する、教育学部なのに教員になることが主な目的でない大学は、
早稲田大学教育学部、東京大学教育学部、青山大学教育人間科学部です。
各大学の特徴及び、各大学の教育業界に進む人の割合と、就職先の業界トップ3も合わせてご紹介します。
まずは早稲田大学から。
早稲田大学教育学部の特徴は2つあります。
1つ目は、7学科12領域があることです。
教育学科はもちろん、国語国文学科や数学科があるなど、文理問わず教育学に関する様々な分野を学習することが出来ます。
各学科専攻専修の詳しい情報は、早稲田大学の公式サイトを参照してください。
2つ目が、入学時から学科専修専攻が決まっていることです。
専修、専攻について少し説明します。
学科>専修>専攻のイメージで、学習・研究していく分野を細かく専門的にしていきます。
例えば、教育学科・教育学専攻・教育心理学専修では、教育学の中の教育心理学を専門的に勉強します。
つまり学科専修専攻決まっているとは、自分が学びたい学問の分野を細かく分類し、
どの分野を専門的に勉強していくかが決まっている状態です。
多くの大学が、大学3年生から専修専攻する分野を決めます。
しかし早稲田大学では、大学入学時から学科専修専攻分野が決まっていることで、
4年間を通じて自身が学びたい分野を他の大学より長い期間専門的に学習することが出来ます。
早稲田大学の進学状況(2022年4月1日時点)
早稲田大学教育学部では、約8.1%の人が教育業界に就職しています。
就職者が多い業界トップ3
第1位 情報通信業界 14.7%
第2位 大学院進学 13.2%
第3位 専門サービス 11.6%
次に東京大学です。
東京大学教育学部の特徴も、2つ紹介していきます。
1つ目は、自由で幅広い視点で教育学を勉強できることです。
東京大学教育学部では、からだ、こころ、ひとを育むことを中心にして、
学校・社会・文化・行政・国際・情報等様々な視点から教育のことを考え、分析し、勉強することが出来ます。
例えば、教育学部の基礎教育学コースでは、教育とはなにかについて、教育学の面だけでなく、
哲学者の考えや、今までの教育の歴史、人間性など、様々な視点からアプローチしています。
2つ目が、5つのコースの授業を自由に選択できることです。
東京大学教育学部は、
「基礎教育学コース」「教育実践・政策学コース」「比較教育社会学コース」「教育心理学コース」「身体教育学コース」の5つのコースに分かれています。
5つのコースに分けられていますが、この5つのコースはお互いに関連していると考えられているため、進学するコース以外のコースの授業も比較的自由に選択できます。
各コースの詳細については、公式ホームページもしくは、パンフレットをご確認ください。
東京大学教育学部進学状況(2022年4月1日時点)
東京大学教育学部では、約9.5%の人が教育業界に就職しています。
就職者が多い業界トップ3
第1位 大学院進学 20%
第2位 製造業 13.6%
第3位 教育業界 9.5%
最後に青山学院大学です。
青山学院大学教育人間科学部の特徴も、2つ紹介します。
1つ目が、教育学科と心理学科が合併して出来た学部であること。
もともと、文学部教育学科と文学部心理学科として、文学部に属していました。
教育学科と心理学科が合併したことで、教育と心理に共通している、
「臨床」、「発達」、「情報」、「身体」の4領域を教育学、心理学の両方の視点から総合的に学習することが出来ます。
子どもの発達や人間関係などを、臨床(こころ)の面から分析したり、
人間の成長について知能だけでなく、脳や神経などの身体の仕組みや機能についても学習することが出来ます。
これらは一般的な教育学部では学習することが出来ないため、青山学院大学の大きな特徴です。
2つ目が、大学入学後に5つのコースを選択できることです。
一般的な教育学部では、大学入学時に幼児を対象に勉強していくコース、
児童を対象に勉強していくコースなど、コースが決まっていることがほとんどです。
そのため、例えば児童教育から幼児教育にコースを変更する際には、大学を編入したり、学科やコースを変更する必要が出てきます。
しかし、青山学院大学人間科学部教育学科では、
「人間形成研究コース」「臨床教育・生涯発達コース」「教育情報・メディアコース」「幼児教育学コース」「児童教育学コース」
の5つのコースがあり、大学2年時にコース選択をします。
大学入学時は幼児教育に興味があったが、大学で教育について学んでいく中で、
児童教育の方に興味が出てきたら、児童教育コースを選択することも出来ます。
大学2年時のコース選択をする際に、多くの選択肢があることも青山学院大学の特徴です。
青山学院大学教育人間科学部進学状況(2022年4月1日時点)
青山学院大学教育人間科学部では、約36%の人が教育業界に就職しています。
就職者が多い業界トップ3
第1位 教育業界 36%
第2位 情報通信 12%
第3位 卸売・小売 11%
最後に
今回は大学卒業後に教育業界に就職する割合が50%以下の大学から、3校選抜して紹介させていただきました。
教育学部では、教育に関係するものならば何でも学習することができます。
先生になることだけが、教育学の意義ではありません。
大学入学前に、自分が勉強したい分野が決まっているのなら、大学入学時に専修専攻が決まっている早稲田大学がおすすめです。
一方で、大まかに教育について勉強したいと考えているなら、大学入学後にコース選択が出来る東京大学や青山学院大学がおすすめです。
今回紹介した大学の詳細については、各大学のホームページ及び、パンフレットをご覧ください。
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