【大学選び中の高校生必見】本当に、倍率が低い大学は合格しやすいの!?
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す高校生専門塾です。
ある塾の塾長さんから、こんな話をされました。
「うちの高3の生徒、倍率が低い大学を受けるって言うんだよね。どう思う?」
僕は倍率で受験校を決めたことはないし、
僕の今までの全生徒が、倍率で受験をしたことがありませんでした。
そもそも、倍率を見るんだ。
というのが率直な感想でした。
今回は、大学受験の倍率についてお話をしていきます。
倍率ってそもそも何?
「倍率って何?」という現役高校生はいないと思いますが、
将来の高校生のために少し説明させていただきます。
倍率とは、ある大学に出願した高校生(受験予定の高校生)の数を、
実際の合格者数で割った数値のことです。
A大学に、100名の高校生が出願したとします。その内、50名が合格しました。
この場合、100÷50=2.0
となるので、倍率は2.0です。(倍率は通常、小数第一位までで表します。)
倍率2.0倍というのは、2人に1人が合格するという意味になります。
倍率5.0倍は、5人に1人が合格。ということです。
つまり、倍率が低ければ低いほど合格確率が上がります。
倍率1.3倍だったら、1.3人に1人が合格します。
1.3人というのが分かりにくいと思うので、数値を10倍して考えると
13人に10人が合格すると考えることができます。
倍率について何となく分かってくれましたかね。
これを知ると、
「倍率低い方が合格しやすいじゃん!!!」
と思いますが、そういうわけではありません。
倍率2.0倍の大学を受けるからといって、
あなたの合格確率が50%というわけではありません。
頭では分かっているつもりでも、勘違いしている高校生が
多くいるので注意が必要です。
大学受験は、運ゲーではないので、
全受験生の合格確率が50%ではないのは分かりますよね。
あなたの偏差値が55だとします。
偏差値60、倍率3.8倍のA大学と、
偏差値48、倍率5.0倍のB大学、
あなたが合格できる可能性が高い大学はどっちでしょう?
分かりますよね。もちろんB大学です。
倍率に惑わされて大学選びをしないように注意しましょう。
倍率は受験校を決めるときのヒントになる?
結論、なりません。
というか、してはいけません。
もし、倍率が低いという理由で受験校を選んでいるとしたら、
もう一度大学に行く目的を考えてみてください。
大学に行く理由ではなく、大学に行く目的を。
受験しようと思っている大学が2校あり、
どちらも甲乙つけがたいくらいの大学である場合は、
倍率を1つの参考にしてもいいかもしれませんね。
ただ、出願前には、去年ベースの倍率しか見ることができないので
参考にならないかもしれませんが。
倍率ってどのタイミング見ればいいの?
「倍率なんか見るな!!」
これが僕の答えです。
きちんと受験校選びをしているのであれば
倍率を見てもいいことがありません。
想定よりも倍率が低ければ、受験を甘く見るかもしれないし
想定よりも倍率が高ければ、過剰に緊張したり不安がよぎるかもしれません。
なので、きちんと受験校選びをしたのであれば
倍率は見ないことをオススメします。
倍率が低かろうが高かろうが
受かる高校生は受かります。
これは大学受験の話です。
中学受験や高校受験になると
話が変わってきますのでご了承ください。
当塾では、学習相談を随時行っております。
今回のような受験校選びや、学習方法について。
何でも構いません。
ぜひ一度、セルフクリエイトまでご相談ください。
こちらから学習相談のお申込みが可能です。