【志望校はこうして決まっていく】ちょうど1年前の面談記録
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。
先日、ちょうど1年前の今日に行った、当時高校2年生の生徒との面談を発見しました。
志望校選びの参考になることが多かったので、ご紹介させていただきます。
生徒との会話
今の時点での志望校を教えてもらえるかな?
武蔵大学、専修大学、神奈川大学です。
志望順位は、今言ってくれた順番であってる?
はい、そうですね。
それぞれ学部と学科も教えてもらえるかな。
はい、えっと、武蔵がメディア系の学科で、専修が商学部のマーケティングですね。あと、文学部もです。神奈川は、経済学部の経済学科です。
ありがとう。言ってくれた学部が結構バラバラなんだけど、今はどういう系の学科に進みたいの?
将来は一応、メディア系の仕事に就きたいので、メディア系の学科ですかね。ちょっと前まではマーケティングで考えてました。
そっかそっか、だから専修はマーケティングなんだね。文学部はどういう理由なの?
それは、学びたい内容というよりはキャンパスがいい場所にあるので受験してみよかなって思ってます。
なるほどね。あまり受験学部にはこだわりはないのかな?学校自体に魅力を感じているの?
うーん、そうですね。武蔵もオープンキャンパス行ってみて、学校の雰囲気が好きだったというか。
なるほどなるほど。武蔵はどういう雰囲気が良かったの?
案内してくれた人が学生だったんですけど、その人が僕に合わせてくれてた感じが好きでした。あとは少人数制の授業をしているみたいで、それが気に入りました。
少人数制の授業か。あまり規模が大きくない学校の方がいいの?
どちらかと言ったらそうですね。
そっか、わかった。
そうしたら、大学4年間で何が充実してたら嬉しい?
ん-、なんていうか、勉強も大事だと思うんですけど、人とのコミュニケーションだったり大学を出てから必要な力だったりを身に着けられるような学校だったらいいなって思いますね。
なるほどねぇ。じゃあ学部学科よりも、大学内で学べる力を優先した方がいいのかな。
あぁ、そうかもしれないですね。
今の条件でいくつか学校を上げてみると、桜美林、産業能率、亜細亜とかどうかな。
桜美林は、学部じゃなくて学群ってくくりで学びをしていて、幅広いジャンルの知識を学んでから、専攻したいコースを選んでいくような学校。
産業能率は、少人数の授業とかゼミが多くて、学生の内から企業と一緒に活動できるから、大学のうちに社会的な知識は身につくと思うよ。
亜細亜は学部によるんだけど、社会で活躍している人が講師になって授業しているものもたくさんあるから、きっと気に入ると思うよ。
なるほど、ありがとうございます。
そんな大学もあるんですね。
そうだね。僕の提案聞いてどう思った?
そうですね。今まで大学の選び方が曖昧だったんだなって思いました。先生の話を聞いて、明確な理由で受験校を決められそうです。
それはよかった。じゃあまた来週志望校について話す時間とるから、今紹介した大学をHPで見てみてほしいな。
はい、わかりました。
面談で生徒が気づけたこと
今回の面談で生徒は、大事なことに気が付きました。
それは、「受験校の選び方が決まっていなかったこと」です。
高校生によくあることなのですが、何を求めて大学に行くのかを明確にできていない場合が多くあります。
学部を最優先して選ぶのか、大学名を優先して選ぶのか、取得できる資格を優先して選ぶのか、大学の環境を優先して選ぶのかなど、受験選びの軸となるものを1つでも決めておくと、満足のいく受験校選びをすることができます。
そしてもう1つポイントがあります。
受験校選びの軸を決めるとき、頭で考えるだけではなく、
紙に書きだしたり、スマホのメモに残しておいたりしてください。
受験校選びの軸は、今から受験までの間に変わる可能性が十分にあります。
頭で考えているだけだと、その変化に気づけないことがあり、知らない間にまた軸が曖昧になってしまっていることがあります。
紙に書く出してこまめに確認することで、今の気持ちと一致しているかをこまめに把握しましょう。
受験選びで大事なポイント
受験校選びで1つ覚えておいてほしいことがあります。
『受験校は変わってもいい』
ということです。
受験校を変えるなんて、気持ちが固まっていない証拠だ。という大人もいるかもしれませんが、
受験校選びの軸に沿って受験校を変えることは全く悪いことではありません。
仮に、高校2年生の2月に受験校を決めたとしたら、その気持ちを1年間保ち続けることの方が難しいかもしれません。
最初は理学療法士を目指していたけれど、何かのきっかけで作業療法士になりたいと思うこともありますよね。
建築学科を目指していたけど、何かのきっかけで電気電子学科を目指すこともあると思います。
受験校選びの軸に沿って変更したのであれば、その変更は全く問題ありません。
誰かに「なんで変えたの?」と聞かれたら、堂々と自分自身の受験校の選び方を伝えましょう。
まとめ
セルフクリエイトでは、受験校選びのサポートから行います。
すでに志望校が決まっている高校生であれば、第2,第3志望の学校選びや、滑り止めの提案もその都度行います。
早い段階から志望校を決めておくことが、大学合格への近道です。
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