【全高校生必見!!!!】模試の解き直し方法を徹底解説
模試の解き直しの手順をご紹介します。
ぜひ次回の模試から、参考にしてみて下さい。
即日「自己採点」
自己採点は、極力その日にして下さい。
1日中テストを受け、頭も体もすごく疲れると思います。
ですが、全教科の自己採点を10分くらいで終わらせてしまいましょう。
(高校で受験をし、問題用紙を回収されてしまう、もしくは解答をその日に貰えない場合がありますが、それ以外の場合を除いて、その日中に自己採点だけは終わらせてしまいましょう。)
自己採点をその日中に終わらせてほしい理由は1つあります。
それは、解き直しにかかる時間を想定するためです。
今回はこれから、模試の解き直し方法をご紹介します。
そ解き直しに、どれくらいの時間がかかるかが、自己採点の結果である程度把握することが出来ます。
模試の解き直しも、出来るだけ早く行うことが大切です。
模試の翌日には、模試の解き直しができるよう、当日中に自己採点を終わらせておきましょう。
翌日に「解き直し」
模試当日に自己採点をしたら、
採点結果から、解き直しにどのくらいの時間がかかるかを想定します。
例えば、
数学ⅠAはデータの分析と確率がほとんどできなかったから、それぞれで40分、その他の問題で20分として、合計100分。
リーディングは、55点だったので、分からない単語を調べて読み直すとして、80分。
国語は、時間がなくて漢文が解けなかったので、漢文で20分、現代文と古文の解き直しで50分として、合計70分。
などのように、各科目の解き直しに必要な時間を想定していきます。
これにより、解き直しが翌日だけで終わるのか、2日間かかるのかが推定できますね。
この推定時間を決めないと、だらだらと1週間くらいかけて解き直しをする高校生もいます。
しっかり模試当日に時間を決めてから、解き直しに入りましょう。
では、ここから模試の解き直しの仕方です。
まず、模試の解き直しを始めて行う高校生、もしくは全科目の解き直しの推定時間が8時間以上かかってしまう高校生は、
科目を絞って解き直しをしましょう。
受験で使うメインの3教科だけを解き直ししていきましょう。
文系であれば、英語,現代文,古文,社会。※数学受験予定の場合は数学も。
理系であれば、英語,数学ⅠA、数学ⅡB,理科。
社会と理科は、受験科目として使用する科目だけ解き直しをします。
解き直しをする科目を絞れたら、各科目の解き直し方法を見ていきましょう。
英語
まずは文系でも理系でも必ず解き直しをしてほしい、英語からです。
手順を追って説明していきます。
①全ての問題の選択肢の意味が理解できるかを確かめます。
②意味が分からない「選択肢」があるのであれば、その選択肢に含まれる分からない単語を調べます。
③単語を調べても意味が分からない場合は、学校の先生や塾の先生、英語の得意な友達に聞きましょう。
④選択肢の意味が分かったら、間違えた問題を確認します。
⑤選択肢の意味が分かれば答えが分かるのか、分からないのかを判断します。
⑥選択肢の意味が分かれば答えが分かるものはスルーし、分からない問題に関して解説を読み、どのように解けば答えに辿り着くのかを考えます。
⑦それでも理解できないものは、学校の先生や塾の先生、英語の得意な友達に聞きましょう。
⑧最後に、②で調べた単語をしっかり覚えます。
ここまでできれば、英語の解き直しは完成です。
ポイントは、本文をしっかり読み込むのではなく、選択肢をしっかり読み込むということです。
本文はそこまで難しくない表現でも、選択肢の表現で迷わせてくる問題が多いため、選択肢の分析するだけで解き直せることが多いです。
国語
国語も同じように手順を追ってみていきましょう。
①漢字の問題は、自己採点の正誤に関わらず、問題の漢字と選択肢の漢字を書き、分からなかったものは覚えましょう。
②漢字以外の間違えた問題において、自分が選んだ選択肢がなぜ違うのかを解説を見て確認します。
③本文を読みながら、他の間違っている選択肢がなぜ間違っているかを考え、間違っていると思う部分に線を付けます。
④解説を見ながら、②で付けた線の箇所が正しいかを判断し、間違っていれば解説を見て確認します。
⑤古文漢文は、上記の内容に加え、問題にかかわる文法と単語を調べます。
⑥最後に、⑤で調べた文法と単語を覚えます。
ポイントは、なぜあっているかではなく、なぜ違うかを確認することです。
国語は原則、消去法で答えを確定させていきます。
間違っている根拠を探すことがすごく大切です。
社会
文系の方は最後ですね。頑張りましょう。
①解説を見ながら、なぜその答えになるのかを1つずつ追っていきます。これは、自己採点の正誤に限らず、すべて行いましょう。
②解説には、大事なことがたくさん書かれているので、マーカーを引いたり赤線を引いたりして、参考書や教科書を読んでいるように解答を扱いましょう。
③必要であれば、受験勉強で使っている参考書と照らし合わせたり、参考書に書かれていないことを書き込んでいきましょう。
社会の解き直しは、知識を入れ直すことがメインです。
そして、ご自身の参考書に書き込むことで、さらにパワーアップした参考書を作ることが出来ます。
数学
数学の解き直しの手順はこちらです。
①模試の解きは出来たと思っていたのに、自己採点してみたら間違っていた問題を解き直します。ただの計算間違いなのか、開放が間違っていたのかを判断します。
②分からなかった問題、計算間違い以外の理由で出来なかった問題を、解説を見ながら解きます。
③次、全く同じ問題が出されたら確実にできる!というところまで理解をします。
④解説だけでは理解が浅い場合は、学校の先生や塾の先生、数学の得意な友達に聞きましょう。
数学は、出題方法が様々です。
同じ問題が出されたときに、必ずできるところまで理解をすることがポイントです。
理科
最後は理科です。
①知識系の問題で解けなかった問題の解説を確認します。知らない知識があれば、参考書に追記したり、ノートに取っておきましょう。
②計算や図表読み取り問題で分からなかった問題の解説を確認します。解説を見ながら、再度解きましょう。
③解説の情報だけで解けない場合は、学校の先生や塾の先生、数学の得意な友達に聞きましょう。
理科の解き直しは、知識を入れ直すことと、図表読み取り方法を知ることが大事です。
知識を入れ直したら、自分の参考書に書き込み、知識をパワーアップをしていきましょう。
模試から2,3日後に模試を再度解く
解き直しが終わったら、模試を再度解きます。
指定の時間をはかり、模試本番と同じように解きます。
解く科目は、解き直しをした科目だけで大丈夫です。
解き直しを行い、分からない問題がなくなった状態のはずです。
理論上、100点を取れるはずですよね。
ですがもちろん、そう簡単に100点は取れません。
再度解き、解き直しによってどのくらい理解しているのかをはかります。
時間内に終わらせることと、確実に点数を上げることに注意して、再度解いてみて下さい。
また自己採点と解き直し
再度解いたら、最初と同じように自己採点をし、同じように解き直しを行います。
おそらく2回目の方が、解き直しの時間は短くなっているはずです。
2回目でもできなかったものが、いまだ理解が浅い単元であるかと思います。
その単元を中心に演習を行うと、どんどん弱みはなくなっていきます。