文転しようとしている高校生はこれを見ろ!

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水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です

高校生の皆さんは、文転・理転という言葉を聞いたことがあると思います。

受験において、理系選択の方が文系受験にすることを文転、
文系選択の方が理系受験にすることを理転といいます。

文系理系を変更する高校生は、毎年必ずいます。

ですが、そのほとんどは理転ではなく、文転です。

今回は。文転を考えている高校に向けて、
文転のメリットデメリット、どのタイミングで文転を決意するべきか。について紹介していきます。

文転する理由は?

文転する理由には、良い理由と悪い理由があります。

良い理由とは、
進学したい学部が文系の学部であるから文転する。という理由。

悪い理由は、
文系科目の方が簡単そうだから文転する。という理由。


ほとんどの高校生は、高校1年生の最後に文系か理系の選択を迫られると思います。

この時点で、高校卒業後の進路が決まっている高校生は、その進路を軸に文理選択をすればよいですが、
その時点でまだ決まっていなかった高校生は、文理の得意不得意、テストでの点数の取りやすさなどで文理の選択をしたのではないでしょうか。

前者の決め方をした場合は、おそらく文転理転をしようという考えにはならないと思います。

あいにく、後者の決め方をした高校生は、文転理転をしようと思うことが多いです。



高校1年生の時点で進路が決まっていなく理系を選択したが、
高校2年生になってから文系学部に進学したいという意思が固まったのであれば、文転することをお勧めします。


しかし、理系を選択したものの、文系の友達の勉強が簡単そうに見えるから、文系に変更してそれなりの大学に進学しようかなと思っている高校生には、文転をお勧めしません。

理転よりは文転の方がしやすいとは言われていますが、それほど容易いものではありません。

文転するしっかりした理由がない高校生はまず、自分自身の進路について考えてみてください。

このまま理系にいて、理系学部に進学することが幸せなのか、
それとも、文系学部に興味のある学問があるのか。

文転するしっかりした理由がないけど、文転をしようとしている高校生はきっと、
進路についてまだ調べ切れていないのだと思います。

文転を決意する前に、文転したらどのような進路があるのか、文転しなかったらどのような進路があるのかを調べてみましょう。

文転するメリットは?

文転するメリットはまず、一般受験における受験科目の選択肢が広がります

理系学部(工学部や理学部など)の受験であれば基本的に、
「英語」、「数学ⅠAⅡBⅢ」が必須で、「物理」「化学」「生物」「地学」から1~2科目を選択して受験をします。

文転しようと考える高校生はきっと、数学Ⅲの難易度についていけず、数学を受験科目から外したいという理由ではないでしょうか。
数学ⅡBまでは何とかできるけど、数学Ⅲはちょっと…
という方は、もしかしたら文系受験が向いているかもしれません。

その理由は、文系学部の受験科目の選択肢の広さにあります。
文系学部(経済学部や経営学部、商学部など)の一般受験では、
「英語」「国語」が必須で、「歴史」「地理」「政治経済」「数学ⅠAⅡB」から1科目選択して受験をします。

文系大学なのに数学を使えるんですね。

つまり、数学ⅠAⅡBなら点数は取れる。だけど、数学Ⅲになると点数が取れないから理系学部の受験は難しいと思っている高校生には大きなチャンスですね。

社会の勉強をせずに、数学ⅡBの勉強で文系大学の受験をすることができますので。



そしてもう1つのメリットは、
経済、経営、商学部では、大学に入学してから数学の授業があります。

大学受験の時に数学を勉強している文転高校生にとっては、すごく有利に働きます。




もし、文転を考えているけど、数学ⅠAⅡBすら得意ではないという高校生は、
「政治経済」で受験をすることをお勧めします。

他の社会科目に比べると範囲が狭く、一番日常生活に近い科目なので、理解がしやすいと思います。

文転するデメリットは?

文転するメリットがあるということは、もちろんデメリットも存在します。

文転するデメリットは、「受験できる学部が限られてしまう」ということです。

先ほどメリットのところで、経済、経営、商学部への文転について紹介しました。

これらの学部は、数学ⅠAⅡBでの受験が可能な大学が多くあるため、理系だった高校生にとっては有利に働きます。

しかし、その他の文系学部では、数学を使用して受験出来ない場合が多いです。

また、数学を使わずに社会を使って受験する場合は、政治経済での受験がおすすめだとお伝えしました。

経済、経営、商学部であれば、ほとんど政治経済を使って受験をすることができます。

しかしその他の学部では、歴史(日本史or世界史)が必須であることがあります。

理系にクラスにいて、歴史を独学で勉強するのはなかなかハードです。

それをしてでも進学したい学部があるのであれば仕方ないですが、そうでなければ文転後の歴史の勉強はお勧めしません。


文転して成功した話

文転をして成功した高校生を1人紹介します。

高校2年生で入塾してくれたけんた君のお話です。

けんた君は、中学の時から数学が得意で社会が苦手でした。

そのため、1年12月の文理選択では、理系物理を選択しました。

そして入塾してから彼は気が付きました。



『理系学部に進学したいところがない!!』



僕との面談を重ねていくうちに彼は、理系ではなく文系の学部に進学する方が、
将来やりたいことに繋がるということに気が付けました。

最終的に彼は、法政大学経済学部を第一志望とし、受験勉強を進めました。

彼の受験科目は、「英語」「数学ⅠAⅡB」「国語」の3科目です。

この3科目で受験できる大学かつ、経済学部がある大学を探し、滑り止めの大学を選定していきました。

彼が一番勉強時間を費やしたのは、「英語」です。

元々数学は得意だったので、テストで点数が取れるように勉強はしましたが、基礎から必死に弁k尿する必要はありませんでした。

しかし英語は、中学レベルから分かっていない状態だったので、基礎から固め、毎日単語を覚え、
必死に勉強していましたね。

受験では、確実に理科を使わないと分かったので、理系クラスではありましたが、理科の勉強はほとんどしませんでした。

学校の定期テストの1週間前に、赤点にならないような勉強だけ行いました。

そして結果、第一志望としていた法政大学経済学部に合格し、進学していきました。

ちなみに彼が合格した受験方法は、「T日程」という入試方法です。

法政のT日程といえば、全学部統一入試のことです。

この入試は、英語と数学の2科目受験です。

彼が得意な数学と、受験期間のほとんどの時間を使って勉強した英語で勝負しました。



このように、英語と数学だけでも受験できる入試方法もありますので、色々調べてみるといいかと思います。

文転するタイミングは?

最後に、文転するタイミングです。

理想は、高校2年生の今です。

高校2年生の冬であれば、理系のクラスでは数学が数Ⅲに入り、これを受験科目として使えるかの判断ができているころだと思います。

数Ⅲの勉強についていけており、理系学部に進学したい気持ちがあれば、文転をする必要がありませんね。

数Ⅲの勉強についていけていなく、理系学部に興味がないのであれば、文転を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に

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