【英数国】塾の先生が教える、新共通テストの理想的な時間配分

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水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
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来年の共通テストまで、あと11ヶ月程度となりました。


3年生になってマーク模試を受けると分かりますが、共通テストの一番の課題は「時間」です。


設定された時間の中で解ききることが難しいのが共通テストです。


そのため、ただ解くのではなく、時間配分を意識しながら解くことが必要です。


今回は、英数国の3科目についての理想的な時間配分を紹介していきます。


国語

まずは国語の時間配分です。


高校3年生の夏以降になると、共通テストの過去問を解くことになります。


過去問は、2024年以前のものしかないので、傾向が変わる前の過去問を解くことになります。


そのため今回は、従来型共通テストの時間配分と、新型共通テストの時間配分の両方を紹介していきます。


従来型共通テストの国語は、4つの大問から構成され、試験時間は80分です。


「現代文(評論)」「現代文(物語)「古文」「漢文」
の順番で出題されます。(解く順番は必ずしも順番通りでなくてもOK)


また、共通テスト利用で国語を使う場合、大学によって「現代文のみ」「現代文と古文のみ」「国語すべて」
のどれを採用するかが異なります。

「現代文のみ」「現代文と古文のみ」で受験される高校生は時間に困らないと思うので、「国語すべて」をとかなければいけない高校生向けに話を進めます。


早速ですが、理想的は時間配分はこうです。
「現代文」で50分・「古典(古文漢文)」で30分



この時間配分で、古典の時間が足りないなと感じたら、現代文45分・古典35分で解いてみてください。




新型の場合です。


新型共通テストは、「現代文(評論)」「現代文(物語)」「現代文(実用的な文章)」「古文」「漢文」の5つの大問で構成され、試験時間は90分です。


新型共通テストから始まる実用的な文章とは、
レポートや図表を提示され、その中にある情報を読み取って解答する問題や、そのレポートの構成や内容について考察するような問題が出題されます。配点は200点中20点です。


新型共通テストの時間配分の目安は、
「現代文(評論と小説)」で40分・「現代文(実用的な文章)」で20分・「古典」で30分


これを目安に、模試に取り組んでみてください

英語

英語は国語に比べ、従来型共通テストと新型共通テストの差はそれほど大きくありません。


長文の語数が増えるので、それに向けた対策をしておくことくらいですかね。


英語の共通テストは、6つの大問で構成されています。


それらの目安となる時間配分はこちらです。
第1問:8分
第2問:13分
第3問:10分
第4問:10分
第5問:16分
第6問:22分



全部で79分になっています。
各大問で多少の誤差はありますので、1~2分を残して時間配分を作ってみるといいかと思います。


前半よりも後半に時間を集めています。

後半の方が単語数の多い長文が多いことと、後半の配点の方が大きいからです。


よくある失敗として、前半に時間を使いすぎて配点の高い問題を解くことができなかった。
ということがあります。


どうしても時間内に解ききれない場合は、後半の問題(第5,6問)から取り組み、そのあと前半の問題を解いてみてください。


解く順番を変えるだけで、10~15点の向上が見られる場合もあります。

数学

ここでは、文系でも受験する高校生が多い、数学ⅠAの時間配分について紹介していきます。


従来型共通テストから変更になる点は、出題範囲です。


従来型は、「数と式・図形と計量(三角比)」「二次関数・データの分析」が必答
「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」から2問選択
でした。


ここから、「整数の性質」の出題がなくなり、
必然的に大問数が1つ減り、すべてが筆頭になりました。


つまり新型共通テストについてまとめると、
「数と式・図形と計量(三角比)」「二次関数・データの分析」「場合の数と確率」「図形の性質」
の4つの大問から構成されることになります。


試験時間は70分です。


これを踏まえて目安の時間配分はこちらです。

「数と式・図形と計量(三角比)」 20分
「二次関数・データの分析」 20分
「場合の数と確率」 15分
「図形の性質」 15分



数学は、単元による得意不得意が激しく出る科目なので、
上記の目安時間を基準に、早く終われる大問の時間を短く、時間のかかる大問を長くするように調整していきましょう。


共通テストの過去問を演習するときは、「整数の性質」を飛ばして70分で解いてみてください。


最後に

理科と社会は、時間が足りなくて解ききらなかった。
ということはあまりないかと思います。


今回紹介した3科目についてだけ、時間を意識して解く意識をしていきましょう。


現在高校2年生の皆さんはまだ、共通テストの赤本や模試を解く機会が少ないと思います。


今回、この記事を見たからと言って、無理に共通テストの過去問をやらなくても大丈夫です。


共通テストの赤本を解き始めるのは、夏休み明けからで十分ですので。


過去問をやるタイミングになった時に、今回の「時間配分」のことを思い出してみてください。


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