【大学入試】学校推薦型選抜について知りたい人が読む記事
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大学受験といえば、予備校に通ってモクモクと勉強をし、
年が明けてから志望する大学で入試を受け、合格発表の日を待つ。
これが、大学受験のイメージですよね。
ですが実は、大学受験でもっとも入学者数が多い入試方法は、「学校推薦型選抜」なのです。
いわゆる、推薦入試と呼ばれているものです。
今回は、学校推薦型選抜について知りたい人がまず知っておくことをまとめました。
学校推薦型選抜とは
出身高校の学校長の推薦を受けて出願する入試です。
この、学校長が発行する推薦書がすごく大事になります。
推薦書を発行してもらえない場合は、学校推薦型選抜に出願することはできません。
学校推薦型選抜の特徴
学校推薦型選抜には、「指定校制」と「公募制」の2種類があります。
それぞれの特徴はこちらです。
■指定校制
大学が高校に対して、「あなたの高校から、こういう生徒さんに入学いただきたいのですがいかがでしょう?」という依頼が決ます。
その依頼に対し、大学が求める条件に一致する生徒かつ、その大学を志望する生徒がいれば、その生徒を高校が大学に推薦し、出願をします。
指定校制の募集人数は高校によって異なります。また、どこの大学から入学の依頼が来ているかも、高校によって異なります。
分かりやすく言うと、偏差値の高い高校や歴史のある高校には、たくさんの大学からの指定校があります。
ですが、偏差値の低い高校や最近できたばかりの高校には、大学からの指定校は少ないです。
例えば、明治大学商学部を志望していたとしても、
通っている高校に明治大学商学部への指定校推薦枠がなければ、いくら評定平均が高くても出願することはできません。
また指定校制は、面接と調査書で合否が決まることがほとんどです。
指定校をもらえることが決まったら、面接対策をしていきましょう。
■公募制
高校から大学に対して、「あなたの大学にこういう生徒を入学させていただきたいのですがいかがでしょう?」という推薦書を送ります。
その推薦書をもとに大学が、求めている生徒像に適していれば入学を認める入試制度です。
公募制は指定校制と異なり、志望してるかつ大学が出す出願条件を満たしてれば、どの大学にでも出願することが出来ます。また、人数制限もありません。
そのため、評定平均が高ければ高いほど、公募制で出願できる大学の選択肢はグンと広がります。
公募制は、面接、小論文、調査書で合否が決まることがほとんどです。
公募制で受験する可能性があるのであれば、小論文の対策も行いましょう。
学校推薦型選抜の出願条件
■指定校制
大学が、それぞれの高校に対して条件を変えています。
例えば偏差値60のA高校では、X大学工学部の指定校制の出願条件は
「全体の評定平均が3.8以上であること。」
偏差値50のB高校では、X大学工学部の指定校制の出願条件は
「全体の評定平均が4.0以上であること。かつ、数学の評定平均が4.2以上であること。」
のように、同じ大学の同じ学部でも、高校によって出願条件が異なる場合があります。
出願条件は原則、全体の評定平均の基準が設けられています。
それとは別に、科目ごとの評定平均や英検取得を求められることがあります。
指定校制の出願条件は毎年変わることもありますが、高校の先生に「去年はどうだったか」を聞いてみるといいかもしれないですね。
ただ、教えてくれない場合もあるので、先輩に見せてもらえる場合は今のうちに見せてもらうことがおすすめです。
■公募制
指定校制とは異なり、すべての受験生に共通の出願条件が大学から発表されます。
出願条件は、指定校制と似たようなもので、
「全体の評定平均が3.6以上であること。」
「英検2級以上取得しているかつ、全体の評定平均が3.8以上であること。」
のような出願条件になります。
学校推薦型選抜の入試スケジュール
■指定校制
大学によって異なりますが、10月から出願が始まります。
11月前半に試験が行われ、11月後半から12月前半に合格発表という流れです。
■公募制
こちらも大学によって異なりますが、指定校制の1~2週間前か1~2週間後に行われることが多いです。
学校推薦型選抜に向いている高校生は?
学校推薦型選抜に向いている高校生の特徴は、この3つです。
・進学したい大学が明確にある。
・自分自身の強みや弱みを言葉に出来る。
・高校1,2年生の時点で、しっかりと定期テストに取り組める。
この3つがないまま高校3年生になっても、学校推薦型選抜で合格をもらうことは難しいので、
新高校1,2年生は、今のうちから意識しておくことをお勧めします。
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