【茨城県立高校入試】昔の県立入試と今の県立入試の違いについて

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昨今の入試は、大きく変わっています。

センター試験が大学入学共通テストに変更されたり、AO入試が総合型選抜に変更されたことに伴い、高校入試でも「入試改革」が顕著に行われています。

今回は、「入試改革」の流れに置いて行かれないないよう、茨城県立高校入試の変化についてまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

茨城県立入試のどこが変わったの?

2020年度から入試から記述問題が増え、思考力を問う問題が増えてきました。

かつての高校入試といえば、「知識を詰め込む」「一問一答形式が主流」などなど…
思考力よりも知識力を問う問題が多い傾向にありました。

実際に、私が高校入試の勉強をしていたときも、思考力を伸ばすより知識を詰め込むようにして点数を取っていた記憶があります。

では最近の高校入試の変化を例とともに見ていきましょう。

2020年茨城県立入試 社会より、このような問題が出題されています。

「ある中学校の社会科の授業で、「持続可能な未来のために」というテーマで、班ごとに課題を設定し、学習しました。」

「A班では、「世界遺産と観光」について興味を広げ、資料2,3をもとに白川郷のある白川村の観光について話し合いました。以下の(い)に当てはまる内容を書きなさい。

「資料3や「持続可能な未来のために」という私たちのテーマから、(い)という視点も忘れてはいけないね。」

社会の問題は4つの大問に分かれていて、上の文章のような、現代社会に起きている問題に対して「持っている知識をどう使うかを問う問題」が大問2つ分を占めています。

このように、今の高校入試は教科書に載っている基礎知識に加え「思考力」「社会問題に対しての知識力」も大切になってきています。

社会だけでなく他の教科でもこのような問題が出題されているので、これからの県立入試ではこのような問題で点数をいかに取るかが重要になってくるでしょう。

このような問題に対して必要な3つのスキルを以下で説明していきます。

今の高校入試に必要な3つのスキル

これらのことから、今の高校入試に必要なスキルは以下の3つです。

  1. 基礎知識力・思考力
  2. 自分の意見を述べる力
  3. 社会問題に対しての知識力

これらについてもう少し詳しくみていきます。

基礎知識力・思考力

今も昔も、知識を問う問題は必ず出題されています。

基礎知識力が問われる問題の例として以下のような問題があります。

2020年 茨城県立入試 理科より

「石炭や石油、天然ガスなど太古の生物の死がいが変化してできた燃料を何というか」

答え
「化石燃料」

また思考力の分野では、2019年 茨城県立入試 数学より


「△ACDと△ECBの二つの図形があります。この図形が相似であることを証明せよ」

答え
「△ACDと△ECBで、対頂角だから角ACD=角ECB、弧AEに対する円周角より角ADC=角EBC、以上より2組の角がそれぞれ等しいので、△ACD∽△ECB」


このように、基礎知識を覚えているという意味での知識力はもちろんのこと、自分の出した答えを説明する力(思考力)がないと、昔の入試でさえ点数は取れません。

コツコツと勉強して、知識を積み重ねていきましょう。

自分の意見を述べる力

最近の入試でより必要になってきた力の1つがこの力です。

自分の意見を述べる力とは、答えを自分の言葉で説明する力のことです。
以下の例を参考にすると分かりやすいと思います。

例 2019年:岩手県 社会 抜粋
「今後、広く日本で太陽光発電を導入する場合、どのような利点と課題があるか述べよ」

答え
「化石燃料を使用する量が減ることで、温室効果ガスの排出を削減できるという利点があるが、天候によっては発電量が足らなくなったり、火力発電より太陽光発電の方が最大出力が少ないので、今の電気量を賄うのが難しいという課題がある。」


答えを書き連ねる形式なので、自分で考えて、自分の言葉で回答しなければなりません。

このように記述させる問題が頻繁に出題されるので、自分の言葉で回答する癖をつけておきましょう。

社会問題に対しての知識力

直近2,3年の記述問題において、今の社会問題に対する意見を述べる問題が出題されるようになりました。

先ほどと同様に実際の出題例をみていきます。

例 2020年度:鹿児島県
「2015年に採択されたパリ協定では温室効果ガスの削減目標を定め、地球温暖化を抑える対策を進めることで合意した。しかし、合意までには、先進国と発展途上国での意見の対立もあり長い時間がかかった。発展途上国はどのような意見を述べていたと考えられるか述べよ。」

答え(例)
「これまでCO₂を多く排出してきたのは先進国であるから、まずは先進国が排出削減を行うべきであるということ。」

このように、今の社会問題に対して自分で答えをきちんと言えるようになるために、毎朝ニュースを見たり新聞を読んだりしてこの力を身につけることが必要になります。

このような環境問題の他に、技術革新やクリーンエネルギーなどのような「SDGs」に関する問題が出題されることが予想されます。

まとめ

茨城県立高校入試では、基礎知識問題の配点が7~8割を占めているので、まずはしっかりと基礎知識を固めるところから始めていきましょう。

教科書の知識を完璧にすると380点は取ることができる問題になっています。

それ以上を目指すのであれば、上の3つのスキルが必要になりますので、意識して取り組んでみましょう。

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