【永久保存版】英語長文の勉強の仕方を徹底解説
力が付く英語長文の演習の仕方をご紹介します。
苦手な高校生からしたら苦痛かもしれませんが、この手順に沿って練習していくと、必ず読めるようになります。
英語長文を解くためには、単語力が必須
大学受験の英語は、以下の4つの能力が必要です。
①単語力
②文法力
③長文読解力
④リスニング力
この中で最も大事なものは、①単語力です。
今から英語の勉強を始めようと思う高校生はまず、長文でも文法でもなく、英単語の勉強を始めてください。
英単語の勉強法についてはこちらにまとめてありますので、ご覧ください。
【英単語の覚え方徹底解説】
英単語の暗記と同時に英語長文の勉強を始めると、わからない単語が多すぎてストレスになってしまうことがあります。
そうならないために、単語の暗記をしてから英語長文を読む練習をしていきましょう。
目安は、ターゲット1900レベルの単語帳を、6~7割暗記していればOKです。
綴りを間違えずに書ける必要はなく、まずは英単語を見て意味が分かるようになるまで英単語の暗記をしていきましょう。
各段落の1文目を読む
英語長文を読むときはまず、各段落の1文目を読んでみてください。
各段落の1文目にはだいたい、その段落の主題、テーマが書かれています。
各段落の1文目だけを読んでいくと、その長文の内容が何となくつかめます。
英語の文章は、現代文の文章と比べて段落の分け方が非常にきれいです。
英語長文の1段落は、「導入」が書かれています。
簡単に言うと、「今回はこういう内容について書いてますよ~」というのを教えてくれている段落です。
そして2段落から、そのテーマに関する具体的な文章が書かれており、最後の段落でまとめの文が書かれています。
つまり英語長文は、「主題」→「具体例1」→「具体例2」→「まとめ」
のような構成になっています。
主題の1文目、具体例1の1文目、具体例2の1文目、まとめの1文目を読むだけで、全体的な文章の内容がつかめるということです。
現代文の構成もほとんど同じなのですが、英語長文のほうが分かりやすく段落分けがされています。
最初からすべて通して読むのではなく、まずは1文目だけを読んで文章の内容をつかんでみてください。
設問を見る
長文全体の概要がつかめた後は、問題文を見ましょう。
全てを見なくとも、とりあえず(1)の問題だけは目を通しておいてください。
問題文を見る前に長文を読む高校生もいますが、何を問われるのかを分かってから長文を読んだほうが、スムーズに答えを見つけることができます。
問題数が多くない場合は、設問をすべて見てから長文を見るのでもいいですね。
本文を読む
各段落の1文目を見て、設問を確認出来たら、ようやく本文を見ていきます。
ここまでで2分程度でしょうか。
あらかじめ1文目を見ているので、大体の内容は分かっているはずです。
より詳しく内容を理解できるように、段落ごとに文章を見ていきましょう。
そして、設問が解けそうであれば、該当する段落を読み切ってから設問に取り組んでみてください。
意味の分からない単語に〇をつけていく
長文を解いているとき、必ずと言っていいくらい分からない単語は出てきます。
その単語は、解いているとき調べるのではなく、解きなおしの時に調べます。
解いているときにわからない単語が出てきたら、丸を付けたり線を引くなどして、あとで調べられるように準備をしていきましょう。
そして、単語の意味が分かれば文章の意味が取れるのか、単語が分かっても文意が分からないのかを考えてみてください。
単語が分かれば文意が分かるのであれば、単語を覚えればいいですが、
そうでない場合は、文法が分かっていないか、他の単語の意味がうまくとらえられていない可能性があります。
なぜ文意が分からないのかをしっかり突き止めましょう。
答えの根拠になっている文章に線を引く
こちらも、解いているときに行ってほしいことです。
長文読解は解いた後、必ず解きなおしをします。
その際、あっていたとしても答えの根拠が間違っていたら意味がありません。
そういったことをすぐ判断するために、解いているときに答えの根拠になった個所にマークを付けたり線を引くなどして、問題番号と合わせて記入しておいてください。
解きなおしをするときに、答えと答えの根拠があっていれば完璧です!
答えはあっているけど根拠が違う場合は、長文の読み取りが甘い可能性があります。
もう一度文章の意味を考え、正しい答えになるように考え直しましょう。