2024年度からの英検はこう変わる!!
水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、3人に2人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。
2024年度から、英検がリニューアルされます。
今回は、リニューアルされる英検がどんなものなのか、紹介していきます。
次回、英検を受験するときの参考にしてください。
今までの英検と、これからの英検の違いまとめ
まずは2024年度の英検の違いをまとめます。
変更があるのは3級以上(4級と5級は変更なし)
1)【ライティング】英検1級から3級のライティング問題が「1題」から「2題」に増えます
・1級/準1級/2級: 既存の「意見論述」に加え「要約」問題が追加
・準2級 / 3級: 既存の「意見論述」に加え「Eメール」問題が追加2)【リーディング】英検1級から準2級のリーディングの設問数が時間調整のため一部削除されます
3)【スピーキング】英検準1級のスピーキング(二次試験)に、受験者自身の意見を問う質問に話題導入文が追加されます
4)【リスニング】変更はありません
5)英検準2級と3級の試験時間が延長されます。1級から2級の試験時間は変更ありません
・準2級: 75分→ 80分に延長
・3級: 50分→ 65分に延長
ライティングの問題が増えたことで、英語の応用力・実践能力を試すような変更がなされたと言えますね。
より詳しく解説をしていきます。
変更点(1)の要約問題ってどういう問題?
要約問題は1級から2級で追加される出題です。
まずは2級の例題を紹介します。
2級を取得する場合であれば、問題のないレベルの長文とは言えるでしょう。
ですが、文の意味を把握し、要約する力は普段の英語学習だけでは身につけることが難しいと言えるので、
変更後の2級を取る場合は普段の長文学習で内容を要約する練習を積んでおくと良いでしょう!
1級や準1級の例題も掲載します。
準1級の要約問題↓
1級の要約問題↓
2級との違いは主に、出題が英語であること・要約する問題の語数、指定の語数が増えていることが挙げられます。
変更点(1)のEメール問題ってどういう問題?
Eメール問題は、準2級と3級に追加される問題です。
要約の問題と同様に、まずは、例題を紹介します。
こちらは英検準2級の問題例となります。
このような形で、実際にEメールのやり取りをしているかのような問題が出されます。
こちらも要約文と同様に、英検準2級を取得できるレベルの高校生であれば、スラスラと読める内容ではあると言えるでしょう。
下線部にあった質問をしなさいなどの条件を提示された形での英作文となるので、
イディオム学習や文法学習をしっかり行い、どんな状況での英作文でも答えられるようにすると良いでしょう。
語数自体は多くないので、凝った表現もしなくて大丈夫です。
高校で習った文法の範囲で表現することを念頭において問題演習に取り組むことで、効果的に対策ができるでしょう。
変更点(3)の話題導入文ってどういう問題?
話題導入文は、英検準1級のスピーキングテストに追加される問題です。
まずは例をご覧ください。
このような形で、受験者自身の意見を問う質問が追加されました。
今までは、絵の内容説明や、絵の内容を理解して自分の意見を述べるという形での質問をされるのがメインでした。
No.1-3までは従来通り受験者の意見を問う問題が出題され、
No.4からは受験者の意見を問う前に、前提として話題の導入文が追加されました。
つまり、大きな変更点で言うと、No.4の質問の前に導入文が追加された形です。
受けた質問に対して、どのように返答するかをその場で考え、知っている文法等を用いて表現します。
今までより、英語の表現力・応用力が問われていることが顕著になっていると言えますね。
検定料金にも変更が!
実は、他に、検定の料金にも変更がありました。
検定料金が値上げされるようです。
これまでの検定料金とは異なりますので、これもしっかり把握しておきましょう!
既に2級を持っている高校生は再受験する必要がある?
大学受験における英検の級の有効期限は2年間と定められているので、期限が過ぎている場合は再受験をする必要があります。
つまり、大学からの指定が無ければ、既に2級を所持している場合、2年以内の受験であれば利用可能です。
また、他にも注意するべき点があります。それは、
大学の募集要項によっては、級の再取得の必要があるかもしれないということ
です。
もともと2級を持っていたとしても、大学側から2024年度以降に取得した級のみ利用可能です。と言われた場合、改めてリニューアル後の2級を取らなければなりません。
このように、リニューアル後の英検における合格証明書が求められる場合があり、その場合は再取得する必要があると言えます。
このことから、英検を受験で利用したい高校生は、受験する大学の募集要項を見ることが大切だと言えますね。
茨城大学における変更点は?
現在、茨城大学の募集要項が更新されていませんので、現時点で分かるところのみお伝えします。
工学部の個別学力検査の外国語において、みなし得点として英検のスコアが使われます。
それぞれ、英検のスコアと見なし得点については以下の通りです。
2300点以上→100点
1950点以上→90点
1825点以上→70点
詳しくはこちらからご覧ください。
ここから分かるように、英検を基準点以上で合格することで、英語の得点にみなし得点が使えるようです。
変更後の得点基準も変わらないとしたら、この基準点を超えるように、今まで通り英検2級や、新級を取ることを意識して英検に取り組むと良いでしょう。
これから英検を受験する高校生にアドバイス
(英検が変わったことで、今の高1生はどのように英検を受けていけばよいか。どのような勉強をしていけばいいか。既に準二級を持っている高校生は、どの級をにチャレンジして、どのように勉強をしていけばいいかなど)
英検が変更されましたが、今の高校1年生は、今まで通りの英検の対策を行うようにしましょう。
特にライティングの出題が増えたため、単語や英文法はもちろん、構文での理解や英作文の練習を過去問等で積むことが大切です。
また、現在準2級を持っている高校生は、新級に向けて高校2年生分の英語の学習範囲の復習はもちろん、2級レベルの範囲まで学習することをおすすめします。
英検の試験時間は延長されましたが、全体的に問題の難易度・量ともにやや難化していると考えられるので、時間に余裕を持って解答できるようになるまで学習するように心がけましょう。
最後に
大学受験を有利に進めるために、英検の取得はとても効果的です。
セルフクリエイトの高校3年生の80%は英検2級を取得しています。
一緒に第一志望合格を目指しましょう。
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