模試でD判定だった。もうあきらめた方が良い？

水戸市の高校生を対象にしたマンツーマン指導塾、セルフクリエイト水戸校の沖津です。
当塾は、ただ勉強を教えるのではなく、
「勉強のやり方が分からない高校生」のスケジュール作成から実行までのサポート、
「やらなきゃいけないのは分かってるけど、なかなかやる気が起きない高校生」のモチベーションを向上するコーチング指導により、３人に２人が第一志望合格という結果を出す大学受験専門塾です。

皆さん、模試は受けていますか？

模試を受けると、得点率、偏差値、志望校判定が出されますよね。

今回は、みんなが勘違いしている志望校判定の結果についてご紹介していきます。

みんなが勘違いしている模試の判定結果

模試の判定は、A判定からE判定まであります。

A判定だとすごい、C判定だと真ん中くらい、E判定だあとダメダメ。というイメージがありますよね。

ですが実際、そういう単純なものではないのです。

志望校判定について、紹介します。

例えば、あなたが「X大学」を志望しているとします。

X大学を志望している人が1000人おり、あなたがちょうど真ん中の500番目だった時、
志望校判定は何になると思いますか？

半分だから、C判定！！！！

と考える人が多いかと思いますが、実はC判定ではないのです。

1000人中500番目であった場合、E判定になってしまうのです。

では、1000人中300番目だったら、、、

B判定っぽいですよね？

ですが300番目だと、C判定になります。

ここに、志望校判定の勘違いが潜んでいるのです。

1~200位がA判定、201~400位がB判定、401~600位がC判定、601~800位がD判定、801~1000位がE判定だと思っているのではないでしょうか。

そうではなく、1~100位がA判定、101~200位がB判定、201~300位がC判定、301~400位がE判定、401~1000位がE判定となっています。

つまり、A～E判定で、20％ずつに分けられているのではなく、
A～Dは10％ずつ、Eは残りの60％と分類されているのです。

ということは、D判定の高校生は、下から数えた方が早いのではなく、
上から数えた方が早い順位にいることになります。

また、C判定は真ん中くらいではなく、上位30％には入っていることになります。

D判定であれば、全然勝負できる！

志望校判定でD判定が出ても、あまり嬉しくありませんよね。

正直僕も、高校生の時にこのシステムを知らなかったので、「D判定だから諦めよう。」などと思ったこともありました。

ですが、現時点でD判定であれば諦める必要はありません。

D判定ということは、上位40％には入っていることになります。

100人受験して40人が合格するテストであれば、合格するということですね。

倍率2.5倍の受験に勝てることになります。
（実際はこんなに単純ではありませんが。）

志望校判定の出し方を知っていると、D判定に価値があるように思えてきませんか？

そうなんです、実際にD判定には価値があるのです。

お子さんの模試の結果を見て、志望校判定がD判定であれば
「その大学を志望している人の中で、上位40％に入っている」と思ってくださいね。

そして、A判定やB判定でないと勝負できないと思わないでください。

D判定からでも、全然勝負することが出来ます。

まずはE判定から脱出することを目指そう

D判定が上位40％ということは、E判定はそれ以下の結果であることを意味します。

ただE判定は上位40％～100％（100人中40～100位）と幅が広いので、
E判定という結果だけで見込みがあるかないかを判定することは難しいです。

1000人中500位の人と、1000人中1000位の人が同じ判定なのですから。

ですのでまずは、E判定を脱することを目指しましょう。

模試を受けると、「あと〇点でD判定、あと〇点でC判定」などと書かれていると思います。

E判定の高校生は、C判定ではなく、まずはD判定を目指しましょう。

D判定でも十分価値のある結果です。

D判定になるにはあと何点かを把握し、次回の模試では、その点数を目標にしてみましょう。

模試は、100点を目指すものではありません。

取らなくてもいい問題と取るべき問題をしっかり認識することで、着実に結果となって表れてきます。

最後に

新年度になるときに、模試を受ける高校生は多いです。

その時の結果で一喜一憂してしまうと、今後の勉強に影響を与えてしまうかもしれません。

正しい知識で模試の結果を判断することで、受験勉強をスムーズに進めましょう！！

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